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月に帰ったうさぎ

今年は、うさぎ年。 飛翔の年ともいわれて、すでに半年が過ぎようとしている。 中学生の時、我が家でうさぎを、飼っていたことがある。 毛並みは白、肌ざわりが良かった。 そのうさぎが、夏の日に、物置から脱走、行方不明になってしまった。 我が家の西...
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海が熱を出している

Polar bear on ice floe. Melting iceberg and global warming. Climate change  昨年の夏に襲った殺人的な暑さは、半端ではなかった。 私は、暑さにめっぽう弱い。なのに我が...
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苫小牧日帰り研修

仕事納めで、苫小牧日帰り研修に出かけました。 記念館運営委員4名、役場引率者2名計6名です。 朝8時、新十津川町役場前出発、奈井江砂川インターより、 苫小牧東インターまで、高速乗り継ぎ1時間半。高速降りてから 出光カルチャーパーク内にある、...
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吹き出しテスト

ビジュアルエディタ内でショートコードで吹き出しをつくることができます。
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夢でいいから

誰かに呼ばれた気がしたら、地面に鳥影がさした。見上げると、北へ帰る白鳥の群れだった。 全山が笑う春がやってきたというのに、夫はもういない。 夫の死から四十九日が過ぎた。実家の寺に納骨も終えた。生前「俺の骨はずっと家に置いてくれ」が彼の口癖だ...
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父が戦争に行って

◇昭和編◇ 父は二度戦争に行っている。 一度目は、昭和一二年。父二三歳、六人兄弟の末っ子である。母と結婚したものの、わずかひと月足らずで、赤紙(召集令状)がきて、六年も満州(中国東北部)の戦地にいたと聞かされた。残された母(二二歳)は実家に...
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北帰行

袋地沼の春はいそがしい。 この沼に、つかの間の休息にやってくる野鳥たちがいるからである。 新しい季節を告げに、先を急ぐ野鳥たちがくる。 鳥たちは、少しでも良い暮らしをしようと、旅を繰り返す。私たち人間と何ら変わらない。 袋地沼は、石狩川が、...
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生きとし生けるものたち(その2)

豊かな自然に囲まれて 我が家の庭には、いろいろな生き物が遊びにくる。 前庭に短く刈り込んだオンコの樹が何本かある。その樹を伝いながら、雀が年中遊んでいる。 今頃には、オンコの赤い実をついばみ、上空にカラスが飛んでくると、樹の奥の方に逃げ込む...
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生きとし生けるものたち  その1

沙羅双樹(さらそうじゅ)の木 沙羅は、私の背丈の半分ほどの若木だった。 母がまだ元気で九〇歳くらいのころ、帯広郊外にある園芸店で、それぞれに買い求めた想い出の樹である。 毎年六月過ぎに丸い実が膨らんで、大きくなり、涼しい白い花をつけ始める。...
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雲の絨毯

果たして雲海は出現するのだろうか。 雲海は湿度が高く、昼夜の気温の差が激しい春と秋の早朝に発生しやすい。 神威岳は、スキー場である。我が家からも見える。冬場ににぎわうスキー場の頂上が、雲海出現スポットになった。東西南北、全方位で雲海がみられ...