速読vs遅読

FC2ブログ「ローズミンタラ」(https://rosemintar.blog.fc2.com/blog-entry-1503.html)に投稿したのですが、WordPressの投稿の仕方を忘れないように、こちらにも投稿しました。

暦の上では春の兆しの「立春!」
まだ、雪があって寒いのですが、「光の春」の始まりです。

先日、留萌市のブロ友のことを書きましたが、萌樹工房の「KEARASHI」さんです。
リタイア後、木彫・木工クラフト工房「萌樹(もえぎ)工房」を立ち上げ、道内各市町村のキャラクターグッズなどを製作・販売しています。
ブログ「萌樹工房あれこれ」(https://moegikoubou.blog.fc2.com/)では、ご活躍ぶりをご覧いただけます。

『当北海道留萌市の吹雪は、毎日のように全国トップニュースで放映され、すっかり冬のブランド?になってしまった』とありました。
ブログ写真を見ると、「すごい!」としか言いようがない、半端ない雪の量!
後日のブログで除雪の写真を見ると、「きれい、きれい、すっきり!」
スポーツマンのKEARASHIさんらしい除雪っぷりです。

そのKEARASHIさんから2冊目の手づくり本をいただきました。
「方言玉手箱」~北海道の方言~
205ページ、63話の大作です。これを自作しちゃうんだから、こちらも「すごい!」としか言いようがない。

曰く、「方言大賞」に応募しようかと思って・・・
「それはいい、是非に」と返す間もなく
「実は、方言大賞とはホラでね。皆、在ると思っちゃうんだよ」
「そりゃあそうだわ、それじゃあ、ホラ言大賞じゃないですか」

例年、2月に行われる「世界らん展日本大賞」にあやかって、
全国津々浦々の方言を集めれば、「方言大賞」があっても不思議はない。
まあ、今回は「放言大賞」受賞ということにしておきましょう。

この「方言玉手箱」、ヤマゴ(山子=内陸の者)には「???=分からん」方言が載っていました。
なんせボクは山奥のヤマゴだからね~。
浜ことば(方言)は、新鮮です。

しょっぱなは、「にんべ」でした。
彼の本から引用すると、留萌地方では、「変形する」「ピッタリ合わない」「ずれている」「ねじれている」という意味に使うらしい。
初めて聞きました。
北海道方言でも浜とヤマでは共通ではないものがいくつもあります。
かみしめて読み進めました。

現役時代は、本は速読がステータスであるかのように思っていました。
速読ではありませんが、「舟を編む」(三浦しをん)は、面白さのあまり一気に読んでしまった記憶があります。

でも、この「方言玉手箱」は早く読むのは勿体ない。
声に出して、現地のイントネーションを想像して読むと、味が増します。
スルメを噛むように、ゆっくりと味わい、しゃぶり尽くすのです。
読むスピードはぐっと遅くなりますが、それが楽しい。

北海道新聞社に売り込んだら、出版してくれないかな~?
ん? これも放言になるかな?

【PS】
年のせいでしょうか、次のページをめくるのが待ち遠しくて、早く読みたいという急く気持を我慢できるようになりました。
一話読んでは、おいしさを反芻し、時間をおいてから次の話に進みます。
「方言」って、こんなに面白いもんだったっけ?

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