AINU ART ~モレウのうた~

【天気予報】
18日の日曜日は、いいお天気でした。
カミさんと「北海道近代美術館」に行くことにしました。
札幌までは約80㎞、冬は途中で吹雪にあったりすると困るので、天気予報は気になります。

(16日のTVの気象予報をスマホでパチリ)

気象用語には面白い名前がついているものです。
雪解けを誘う風は「雪解風(ゆきげかぜ)」
雪解けに現れる光は「雪解光(ゆきげこう)」
雪解けを促す雨は「雪解雨(ゆきげあめ)」
季語としても使われているようで、今回は気象予報士に教えられました。

【AINU ART ~モレウのうた~】
札幌までの高速道路はカミさんが運転、札幌市内はボクが運転することにしています。
北海道近代美術館では「AINU ART ~モレウのうた~」と「LAST SNOW 札幌国際芸術祭」が開催されていましたが、ボクの経験では複数の会場を見ると記憶がぐっちゃぐちゃになるので、今回は「アイヌアート」に絞りました。

写真撮影OKのところが何か所かありました。
アイヌアートというと、こんな印象が先立つのではないでしょうか?

モレウ(渦巻)、マキリ(小刀)の意匠などなど。
もちろん、こんな文様がたくさんあったのですが、ちょっと趣が違うものもありました。

【カムイミンタラ】
布のタペストリーに「カムイミンタラ」を見つけました
作家は川村則子さん。

240㎝×160㎝の大作です。
「カムイミンタラ」は「ローズミンタラ」命名の語源にもなったので、森の神々にお礼を申し上げました。

【楽しい木彫作品】
木彫では面白い作品がありました。
こぶし大のクルミの木に魚を彫ったものですが、釣りあげられた瞬間なのでしょう。

魚「いってぇー」というタイトルなのです
斑点模様からすると、「ヤマメ」でしょうかね?
「痛い」ではなく、「いてー」でもなく、「いってぇー」というタイトルが絶妙なのです。
釣り針と目の表情が面白くて、何度も見返してしまいました。

撮り忘れたのですが、クルミの木彫りで、魚が「ほろ酔い」の作品もありました。
帰ってきてからパンフレットを見ると、載っているではありませんか!
コピーで恐縮ですが、拝借することにしました。

これは「ほろ酔い」ではなく、相当入ってますね。 ビールっ腹を見れば、一目瞭然です(笑)
「ほろ酔い」は、貝沢幸司さんの作品で、二風谷で活躍した木彫家。
魚をモチーフにユーモラスな木彫作品を多く残した。と解説されてあります。
このほかの作品も見てみたいものです。

【落暉(らっき)】
帰りは、夕刻になりました。
ボクは助手席で沈む夕日を見ていました。
「見に行こうか?」と豆福。
「いや、ここから見えるから(行かなくて)いい」

道新に載っていた俳句を気にしていたのを知っているから出たお誘いです。
その句とは、『真っ直ぐに 枯れ木ぬけ来る 落暉(らっき)かな』というものです。
新聞に投稿された句で「落暉(らっき)」とは、「夕日、落日」だということをカミさんに教わりました。
新しいことばを知ることができ、相応の「落暉」を見ることもできて、Luckyな日となりました。

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