陶芸をする人ならば、湿台(シッタ)と言えば何のことか分かると思いますが、時々使わない人もいるんですよね。高台を削るときに口が傷つかないように作品を乗せる台のことです。削る器の大きさに合わせるので、湿台も何種類か必要になります。一般的にはロクロで筒状に挽いたものを素焼きして使うことが多いです。
今日は2週間前に先生が見本として挽いてくれた大皿の削りしようと思いますが、この大皿はロクロからはみ出るサイズなので、教室に置いてある湿台はどれもサイズが合わないんです。その中にある一番大きいのを使うしかないのかな?と思って、先生に相談したら「洗面器を使って」って言うんです。
なんと、洗面器ですと?
器が水平にセットできて、動かないようにきちんと固定できればいいわけだから、ボウルでも植木鉢でも何を使っても構わないんですよね。口の部分を下にするのかと思いきや反対でした。
それに大皿をセットします。2週間かけてじっくり乾燥させたので、削りのタイミングはバッチリです。かなり苦戦しましたが、先生の力を借りることなく無事に削れました。
大きさを測ってみたら、33cmほどありました。挽いたときは35cmだったので、少し縮まりましたね。最終的には30cmぐらいまで縮まると思います。
久々に湯呑みを削ったんですけど、高台がカッコ悪いので、先生に一つ見本を挽いてもらいました。比べてみるとよく分かりますね。削りで技量が分かるそうですよ。ドキッとしちゃうね~。動画撮影したので、後日キリッと高台を削る方法を紹介したいと思います。
今日は遅刻して、あまり時間はなかったんですけど、同じ粘土を使った大小さまざまの器が全部削れました。先週は何個も失敗しましたが、今日はタイミングがよかったので、ロスもなかったです。