新しい先生に手ほどきを受けてから、自信がついたこともありますが、どちらかといえば、その反対の方が多いような気がします。今まで積み重ねてきたことが、ガラガラと音を立てて崩れ落ちるような感覚になりました。
自分の技術の未熟さを感じ、こんなんで展示会なんて出していいんだろうか...と、すっかり自信消失しています。
でも、もう申し込みも済ませたので、体一つで会場入りするわけにはいきません。やれるだけのことはやりましょう。
やるしかありません。はい。
湯呑みばかり持っていく訳にもいかないので、「カップ&ソーサー」を作ろうと思っているんですけど、「ソーサー」をロクロで挽くのは結構難しいと思うんです。深すぎると、取っ手にぶつかってしまうし、浅すぎると口が倒れてしまうこともあります。
なので、カップはロクロで挽いて、ソーサーはタタラで作ってしまうことが多いんです。
「先生、湯呑みは千個ぐらい挽いたので、ソーサーの挽き方を教えてください。」
「千個?千個なんて、挽いたうちに入らないよ。」 バッサリ。
やっぱ、厳しいな...
そんなやり取りをしながらも、きちんと教えてくれます。
見本を挽いてもらいましたが、多めに土取りをして、腰のあたりはかなり厚めにしています。そうしないと広い口を支えきれないですもんね。
先生とおしゃべりしながら、お茶碗なども適当に挽いておきました。ソーサーっていうのは、結構場所取るんですよね。発泡スチロールを何箱も使っています。