3月11日の大地震から、3ヶ月が経ちました。被害に遭われた沢山の方々は、今でも不自由な生活を送っていると思います。ぐっすり眠れる日はあるのでしょうか...先の見えない生活は不安でいっぱいでしょう。
今、日本だけではなく、地球規模の異変が起こっています。
地球が「もう、限界だよ」って言っているような気がしてなりません。
被災地の一日も早い復興を祈っていますが、津波を防ぐために、今までよりも高い堤防を築いて欲しいと思っているわけではありません。自然の力を人類が防げるとは思えないのです。
自然は厳しいけれど、色んなことを教えてくれます。
今年は体調を崩す人が多いような気がします。私の周りにも何人かいますが、私も5月は結構きつかったです。パソコンを使いすぎると、体中が緊張して、肩が凝って、目がギラギラして、眠れなくなるんですよ。
何事にも「表」と「裏」があります。
パソコンが使えると便利で仕事も進むけど、漢字が書けなくなるし、目の疲れや肩凝りなどの症状が出てきます。
便利で豊かであることが、ベストとは限らないのです。
私のできる範囲で、世の為、人の為、そして自分の為になるようなことをやりたい思っています。
気に入って、長く、大切に使ってもらえる器を作るために、4月からプロの手ほどきを受けています。
新しいことを覚えるためには、そのための「時間」と「環境」を作らなければなりません。
なので、先生の手ほどきが受けられる土曜日の2~4時までは「陶芸教室」という時間と環境を確保しました。
私が行く日は、たいてい「雨」です。それまではピーカンだったのに、教室に着いたら「雨」が降るんです。
そして、今日は「雹」が降りました...orz
どんだけ、雨女なんだ?
今日は窯出しが済んだ作品がありました。ここに通い始めてから、初の窯出しになります。いや~、長かったです。
窯出しが済んだ作品は受付の横に展示されているんです。その中から、自分の作品を計量してもらって、精算します。
粘土代や焼成料の精算方法は教室によって異なりますが、大きく分けると2種類あります。
「粘土購入時、先払い」と「焼成後、後払い」です。
今までは前者ばかりでしたが、ここでは後者です。
素焼き前なら土に戻すことができるので、私のように「挽いて→壊す」を繰り返す人には、最適な環境です。
私の作品は、全部で「9点」ありました。最初の頃に作った、花器やお茶碗などです。
底や腰にヒビが入っているのもありましたが、釉薬で埋まったので、水漏れの心配はありません。それにしても、ヒビが入るのは問題ですね。粘土がきちんと締まっていないか、削りの厚みに問題があるんだと思います。
今日は先週削れなかった作品が沢山たまっているので、ひたすら削るのみです。もう、何が何個あるかなんて、数え切れないし、削りも失敗することが多いので、どんどん減っていきます。
でも、今までとは違う「焼成後、後払い」で、感じたことがありました。
失敗した作品にお金を払うのは、とてつもなく「もったいない」んです。「粘土購入時、先払い」のときには、最初にお金を払ってしまい、その後は支払いが生じないため、それほど感じなかった感覚でした。
最終的な印象は、色の出方で大きく左右するので、形がよくても色で失敗するということもありますが、削り終わった段階で、形状が気に入らないものや不安があるものを、先に進めてはいけないな~と感じました。
気を取り直して、今日のレッスンです。先生がお手本を見せてくれますが、ロクロは左回転、鉄板を曲げただけのでっかいカンナ1本という慣れない環境で削っているので、まだまだうまくいきません。
湯呑みはかなり作ったので、取っ手をつけて「カップ」にしようと思っている作品がいくつかあるんですが、私が真剣に削っているほんのちょっとの間に、先生が「取っ手」をつけ終わってるんです。
私は取っ手を付けるときには、7ミリにしたタタラを1時間ほど寝かせて使うようにしているので、やたらと時間がかかるんです。それが、ちょっと目を離した隙に付け終わってるんです。
「先生、取っ手の付け方を教えてください。」
実は、取っ手の付け方というのは、習ったことがなくて、他の人のやり方を真似したり、本を参考にしてたんですよ。でも、先生のやり方はとても早いんです。
左右の太さが少し違う棒状の粘土を用意して、トントントントンと潰して、寿司ネタを持つようにして、水で接着面を濡らした本体にギュッとつけて、グッと押して、下の方もつけるだけなんです。
私のはまだ下手なんですが、結構な数になりました。ドーナツ型にしてみたり、本体の形に合わせて、ちょっとずつ変化をつけています。単体で使えるマグサイズのものもありますが、やはりソーサーとセットになっている方がいいと思うので、これからソーサーも大量に作っていきます。