2週間ぐらい前から、週末断捨離をしています。今年の目標にしていたんですけど、なかなか物が捨てられないタイプなので、ずいぶんとモタモタしていましたが、やっと決行しました。
すでに陶器のほとんどは処分してしまったんですが、昨年までの作品のうち、里親が見つからなかった器たちは思い切って割ったんですよ。
陶芸家が気に入らなかった作品を割るように、どんどん割っていったんですけど、1つ割るまでには、かなり躊躇しました。
でも、1つ割ったら、吹っ切れました。あれは、ストレス発散にいいかもしれません。
欠けているわけでもないし、もちろん普通に使うことができます。でも、自分がダメだと思ったものを手元に残しておいても、やっぱりダメなんですよ。
処分しなくてもいいような器を作りたいです。
世のため、人のため、そして、自分のために。
というわけで、今日は窯出しです。半分ぐらいは貰い手が決まっていますが、ほとんど白です。
上信楽セット 上信楽 釉薬:白マット
初の上信楽作品です。挽いた感じは、半磁器土に近く、コシがなく、キメ細かい粘土です。取っ手の部分も同じ粘土を使う予定でしたが、間違えてしまったようで...(^▽^;) それがアクセントになって良かったように思います。汚した感じにしようと思ったんですが、結局は白マットで落ち着きました。削りの工程で他の粘土を使ったので、内側にその痕跡が残ってしまいました。
1つはスープカップ、1つはコーヒーカップです。どちらもソーサーがついています。真っ白で可愛いです。
コーヒーを淹れてみました。ちょうどいいサイズです。
白マット×白釉 信楽並土 釉薬:白マット×白釉
切立湯呑みがマグカップに変身させ、白系の釉薬を掛け合わせてみました。取っ手の形はバラバラで、丸や平らなものなどを試してみました。
大きさにバラつきはありますが、並々注いで、約200mlでした。ネスカフェバリスタのブラックコーヒーを注ぐと、8分目ぐらいになります。
残りのマグはほとんど同じなので、釉薬の組合せのみ記録しておきます。
白マット×白萩
白マット×ワラ灰マット
ワラ灰マット×白萩
白釉×ワラ灰マット
白マットのみ
マット感が足りないので、今度はもう少し厚めに掛けてみようと思います。
夫婦湯呑み 信楽赤 釉薬:白釉、白萩×新織部
内側には白釉を流して、外側は白萩と新織部の掛け合わせです。腰から下には釉薬を掛けていませんが、全体に掛けた方がよかったかもしれません。
湯呑み 信楽並土 釉薬:白釉、白萩×海鼠
内側に白釉を流して、外側に白萩を掛けてから、海鼠を掛け合わせたものです。薄い色と濃い色を掛け合わせる場合、濃い色を先に掛けた方がいいそうです。なるほど~。
こちらも全体に釉薬を掛けた方がよかったみたいです。