ようたんのお皿-成形編

この記事は約2分で読めます。

先週の「手づくりフェスタ」で、札幌や江別からわざわざ来てくれたお客さんがいました。私の器を目当てに買いに来てくれる人がいたことにも驚きましたが、その後、メールやお手紙が届き、追加オーダーや具体的なリクエストもあり、驚きの連続でした。ヽ(*’0’*)ツ ワァオォ!!

受注品に関しては、これまでにも何度か引き受けているんですが、とにかく時間がかかってしまうのです。教室で使う大きな電気窯は、作品がいっぱいにならないと焼いてくれないので、試作品を作るのに2ヶ月かかり、その後、受注品の制作に取り掛かり、さらに2ヶ月...そんな調子ですから、お渡しまでに半年かかってしまうこともあります。なので、積極的に引き受けてはいないんですけど、定番の形やシリーズ化できそうなもの、研究を兼ねて作れるようなものについては、こっそり引き受けています。

誰からのオーダー分か忘れないように勝手にニックネームを付けていきますが、江別の里親「ようたん」からオーダーいただいた楕円のお皿を作ります。お皿5枚とカップ&ソーサーを3セットオーダーしてくれたんですけど、時間もかかることだし、自分で作っているような気分になってもらいたいので、制作過程をブログで説明しながら、出来上がりを気長に待ってもらうことにしました。

今日はタタラ作りのお皿を作っていきます。定番の楕円の型を使ったものなので、同じ大きさのお皿を量産できます。

作り方はとても簡単です。石膏型の使い方は以前、動画で紹介していますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

  1. タタラ機で粘土を7ミリぐらいの厚さにプレスします。
  2. 石膏型に合わせて余分な部分を弓でカットします。
  3. 布を被せ、たたき板で底を作り、ナデナデして型から外します。

20140315_ようたんのお皿

2014031522

使用している粘土は、教室で普段から使っている信楽並土の再生粘土です。5枚のオーダーなので、8枚作っておきました。

石膏型を使っていても、完全に同じ形になるわけではないし、途中でボツになってしまうのもあるので、少し余分に作っておきます。

発泡スチロールで保管して、少し寝かせてから、縁を整えていきます。石膏は水分を吸ってくれるので、すぐに成形もできて、とても重宝しています。

 

色のイメージは、下の写真のマグです。手前のマグの里親になってくれたので、同じ雰囲気になるようにしていきます。呉須で適当に絵付けをしたものに「白マット」を掛けています。

ようたんのマグ

カップ&ソーサーは、別の粘土を使うので、またの機会にします。

 

コメント

  1. ようたん より:

    こんにちは、ようたんです(笑)
    可愛いニックネームつけてもらって嬉しいです。
    これを機会に私もみっちぃさんと
    呼ばせてもらって良いでしょうか?

    今回初めて器をオーダーさせてもらいましたが
    こうして製作過程も見せてもらえるなんて・・・。
    思い切ってお願いして本当によかったです。
    楽しみがまたひとつ増えました。

    今回購入したマグは大のお気に入りで
    毎日コーヒータイムに登場しています。
    見た目の雰囲気も可愛いし
    手触りがとってもいいですね。

  2. stone みっちぃ より:

    ようたんへ。
    コメントありがとうございます。もちろん、みっちぃと呼んでくださいませ。
    私もこの手触りが好きでシリーズ化できそうだなと思っていました。
    シリーズ化している粘土と釉薬の組み合わせには名前を付けているんですけど、このシリーズには「YOTAN」と名付ける予定です。(笑)
    今年も江別に出店できそうなので、これからはブログで小まめに広報活動をしていきます。
    何かリクエストがあれば、お気軽にどうぞ~。(⌒ー⌒)ノ~~~

  3. ようたん より:

    よ、「YOTAN」!!!
    思いもよらない展開に、私もクラクラきています(笑)

    楽しい流れに乗せてもらって。
    感謝です。

    それではまた。。。

タイトルとURLをコピーしました