標高2,000m級のビックマウンテンはまだまだ雪が残っていて、夏山装備では気軽に登れないので、この時期は近場の低山を狙います。週末は不安定な天気でしたが、日曜日の日中は晴れてくれそうなので、トレーニングを兼ねてサクッとお山に行ってみることにしました。浜益に小さいけれど鋭く尖った山がありますが、ここに狙いをつけました。この「黄金山」は、富士山のような形状をしているので「浜益富士」とも呼ばれていています。去年初めて登りましたが、小粒だけど辛口な感じがとても気に入りました。山頂まで1時間半ほどで登れますが、あらゆる登山道の要素がギュッと凝縮されています。
登山コースは「新道」と「旧道」があり、どちらも最初は樹林帯を歩きますが、その後は山頂まで急登続きです。去年は新道を往復しましたが、昼近い入山だったので、下山者との交差が難しいと思い、今回は上りは旧道を使い、下りで新道を使うことにしました。新道は階段や梯子で整備されていますが、旧道はかなり崩壊が進んでいて、落ちたら完全にアウトだなと思うところもありました。高いところはわりと好きな方ですが、ロープがなかったら歩けなかったと思います。
山頂は360度の展望で、天気のいい日は羊蹄山や積丹半島まで見えるそうです。低山なので夏場は相当暑くなると思うし、虫も多いと思うので、今時期がベストシーズンかなと思います。駐車スペースがなくて、入山までに手こずりましたが、その後はとてもいい山行になりました。
黄金山、クセになります。時間があったらまた行きたいです。毎年登っている神居尻山とのダブルヘッダーも余裕でこなせそうです。
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私が山頂に着いたときには、たくさん人がいましたが、同じパーティだったようで、下山後は誰もいなくなりました。まったり山頂カフェができました。狭い山頂だとなかなかできないですからね。今日は前日に窯出ししたばかりのカップ&ソーサーを持ってきましたが、白御影土に呉須で適当に絵付けをしたものです。8分目まで注いで150ccぐらいかなと思います。この色の組み合わせがやっぱり好きかな。
自分の足で歩き、いい汗をかいて、いい景色を見ながら、自分の作ったカップでコーヒーを飲むなんて最高の贅沢です。
心地よい風が吹き、とてもいい日になりました。この達成感たまりませんね。あ~、楽しかった~。