風鈴作りは今回が初めてですが、本体と舌が焼き上がったので、いよいよ組み立てになります。練習用として釣り糸を使って自分なりにやってみましたが、結び方が分からず1つ作るのに30分以上もかかりました。(^^; 一般的な風鈴よりも重量感がありますが、予想以上にいい音が鳴るんですよ。普段使っている信楽などの粘土ではなく、半磁器土を使ったのは正解だったと思います。短冊部分はまだ届いていませんが、木材を薄くスライスした「突き板」を使う予定です。
この調子だと全部作るのに2日ぐらいかかりそうなので、どうやって結べばいいかヒントをもらうために、五郎さんちに一式持ち込みました。下の写真はものすご~く苦労して結んだ2つの風鈴です。左の風鈴はとてもいい音が鳴るんですよ。
さぁ、五郎の風鈴教室の始まりです。舌はリング状に成形したものを「焼き締め」ました。本体については、素焼き→本焼き→色付け→本焼きと2度本焼きしたものもあります。
本番用の紐は、携帯ストラップなどで使うものを用意しました。手芸店で購入しましたが、色が沢山あって迷いました。今回作る風鈴は20個ほどなので、赤と黒の2種類用意しておきました。釣り糸よりもこちらの方がずっと結びやすかったです。
紐の結び方は覚えてしまえば簡単でした。最初に30cmほどに切ったものを半分にして、舌に通して、1~2cm上に結び目を作ります。これが本体の天上にぶつかる長さなので、この調整が難しいと思います。
本体の2箇所の穴から、それぞれ紐を通して、この上でさらに1回結びます。写真では「玉」を付けていますが、これはデザインとしての要素が強い感じがします。片方の紐を玉に通して1回結び、先端を結びます。結び方の呼び名を何て呼んでいいのか分かりませんが、教えてもらったやり方で、どんどん結べるようになりました。さらに、この紐の上に釣りで使う「より戻し」を付けると風鈴がグルグル回っていったときに紐が切れるのを防ぐことができるようです。
ちなみに本体に開けた2箇所の穴の間隔は近い方がいいと思いました。この間隔が広いと、本体の天上側の結び目が片側に寄って、舌が中心に留まらず、音の出も悪いような気がします。
舌の反対側は、短冊と結びます。この紐の長さも音の鳴りに影響するようです。舌と短冊の間にも玉を付けたらデザインとしてはいいかもしれません。
ぶら下げるとこんな感じになりました。それぞれに個性があって、一つ一つ音が違うのが面白いです。短冊部分が届いたら完成です。重いので画鋲では付けられないでしょう。(^^;
慣れてきたら案外早いです。1個5分ぐらいで結べるようになりました。
派手な舌があってもいいなと思って、赤を塗ってみました。こんな風に干しておき、完全に乾いてから反対側を塗るとキレイに塗れます。
玉の色と紐の色が違うだけでも雰囲気が変わりますね。もっと本体を軽くして、気の利いたイラストでも描ければいいと思うんですけど、今回はこれしかありません。キレイな音が出る形や大きさは何となく分かったので、次に作る時はもう少しうまく出来るかもしれません。
私が作った舌の数が本体よりも少なかったんですけど、五郎さんが木で舌を作ってくれました。かなり硬い木のようですが、これでもいい音が鳴るのには驚きました。
まだ完成ではありませんが、これから私らしいアレンジを加えて仕上げていきたいと思います。