すでに夏山シーズンはピークを迎えていますが、私の夏は始まったばかりです。お山の記録はヤマレコでやっているので、このブログには載せたり載せなかったり・・・ですが、気が向いたら書くようにしています。書こうと思っているうちに週末が来て、また山に登り、そしてまた週末・・・というサイクルで、気づけばもうシーズンが終わっていますね。
4月末に子宮筋腫の手術をしましたが、ここ数年は重度の貧血に悩まされ、思うように体が動かない日もありました。これからの目標と体力を考えると今の段階で手術をした方がいいと思ったので手術を決意しました。術後3ヶ月は「重いものを持たない」とか「無理をしないように」と言われていましたが、経過が良好だったこともあり、無理しない程度の運動の許可が下りたのは、術後1ヶ月経ったところでした。その後は創作活動に集中していたので、お山はお預け状態でした。
天気がいい日は、山に登りたくてウズウズしていましたが、イベントも無事に終了したので、遅ればせながら夏山シーズン本格始動しました。
毎年、人気の山というのがあると思うんですが、今年は何と言っても「夕張岳」ではないでしょうか。ここ数年、林道が閉鎖されていたため、登山口までの7kmの林道を徒歩や自転車で行かなければならず、そうなると25kmを越える行程になるし、ヒグマの目撃情報も多い山なので、気軽に行けなくなっていました。夕張岳は「花の百名山」としても有名で、ここでしか見られない固有種も多く咲いています。
快気登山はどこにしようかなと思っていたところで、セッションの話が舞い込んできたので、気の合う山友さんとのコラボ山行となりました。コースタイムなど、詳しいことはヤマレコで。
(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)
初めて登る山だったので、どこに登山口があるのかもよく分からない状態でした。札幌方面からアクセスする場合は、曲がるポイントに小さな標識があるんですが、桂沢湖方面から向かうときは目印がなくて、しばらく行き過ぎてしまいました。ウォーキングをしていたおばちゃんに道を尋ねて、Uターンしてやっと見つけました。
待ち合わせ時間に遅れてはいけないと思ったら、私が一番乗りでした。今日は4名のパーティ登山です。駐車場はすでに満杯で、かなり下の方に停めることになりました。まさかここまで混んでいるとは思ってもみませんでした。
事前の下調べをほとんどしていなかったんですが、夕張岳へ登頂するルートには、お花が沢山見られる「大夕張コース」とお花少なめのハードなロングコースの「金山コース」があります。夕張コースに入ってすぐに分岐があり「冷水コース」とヒュッテのある「馬の背コース」に分かれていますが、途中で合流します。今回は、上りで「冷水コース」を使い、下りで「馬の背コース」を使いました。
山頂まで6.7kmです。黄金山のリハビリ登山から1ヶ月以上のブランクがあるので、ちょっと心配です。
歩き始めて2kmほど。体が重く、足が思うように上がらなくて、大丈夫かな?とちょっと不安になりました。
沢の水はとても冷たくて、気持ちいい。
馬の背コースとの分岐に到着。いつもソロが多いので、被写体がいるのは嬉しいです。風景よりも人物を撮る方が好きだもの。
望岳台に到着。やっと半分ぐらいかな。ここからは木道が多くなります。
望岳台というんだから、辺りの山が見晴らせるようになります。芦別岳や崕山(きりぎしやま)方面だったかな? すっかり時間が経って、分からなくなりました。(笑)
憩いの沢に到着。まだまだ先は長いけど、癒される場所。
空は青く、山は緑。冬の山も好きだけど、夏もやっぱりいいね。
本当にお花が多くて、下ばかり見ていたかも。それでもピークは少し過ぎてるのかもしれない。
ヤマレコがきっかけでコラボするようになった533mさん。どこかの山の標高なのかなと思ってたけど、関係ないんだって。山と自然を愛する外見だけではなく、中身も美しい山ガール。
山頂まであと少し。スライドする人も増えてきて、しゃがんで写真を撮るのも難しくなってきました。
来た道を振り返る。もっと楽な山かと思ってたけど、かなりのロングコースだった。木道歩きは意外と足にくるのよね。
山頂が見えてきた。あと少し。
神社があった。知ってたらお賽銭たくさん持ってきたのに。(笑) 先を行く2人はもう山頂に着いている。
夕張岳山頂。標高は1,667mです。序盤重かった体は少し楽になってきて、無事に山頂まで歩けました。標高差は1,200mほどあるので、なかなかのお山だと思います。中級レベルなのかな。ヒグマの多い山のようですが、今日は人の方が多かったので、気配は感じなかったです。
山頂はいっぱいで、ずっとこんな感じでした。天気もよくて、最高です。
あれは去年登った芦別岳かな。新道の往復ならば、ここと同じぐらいのレベルだと思います。
来た道を振り返ると、人が沢山います。表大雪のような混雑ぶりに驚きました。
ランチの後は、山頂カフェ。これが一番のお楽しみ。このために山に登っているようなものだもの。(笑) 何年も前に作ったマグを見ると、陶芸の腕も少し上がったような気がするね。古いのは処分して、新しい作風にチャレンジしていきたいです。
下山ではカメラをしまうので、写真はありません。ちょっぴり急な馬の背コースを下りましたが、特に危険なところはなかったですね。建て替えられたヒュッテはとても立派でした。
後姿にはほどよい疲れと達成感を感じます。自然のエネルギーをいっぱい受けて、元気モリモリになったかも。
朝来た時は、登山口の曲がり角が分からなかったけど、この大きな広場が目印になります。ダムがキレイに見え、素晴らしい一日でした。