大好きなアーティストは何人かいて、特に好きなのがガラス作家の高臣大介氏。洞爺湖の工房を見学させてもらったこともあるし、やきもの市に行ったときには必ずチェックする。
とても強い個性とオーラを放っていて、人を惹きつける魅力があり、これからの北海道を盛り上げてくれそうな勢いがある。とにかくやっていることが面白そうだし、いつも突っ走っている。
歳も星座も血液型も同じなのに、まるで違う惑星の人のような果てしなく遠い存在であり、憧れの人。
1ヶ月のロングラン開催だというのに、なかなか見に来ることができなくて、最終日前日に仕事を早退して、バスに揺られて札幌まできた。山では地図が読めるのに、会場の場所が分からず苦戦した。終了時間30分前にやっと見つけて間に合った。
コンパスを持ってくればよかったと心から思った。
最終日ならば、彼が在廊していることは知っていたけど、今日しか時間が合わなかったので仕方ない。
よかった、間に合った。
何かの取材記事を読んだときに、個展をするときは「タイトル」から決めると書いてあった。
昔から陶器よりもガラスが好きだった。音の鳴るものと光るものが好きだった。
お洒落なお姉さんが2階のギャラリーを案内してくれた。単なるオブジェではなくて、美しい音が鳴る楽器だった。
彼のオーラとよく似た透明度の高いガラス。
しばし、演奏を楽しむ。