厳寒期が過ぎて、春の暖かい日差しが差し込む季節になりました。今日はとてもいいお天気だったし、前日にはかなり雪が降ったエリアもあったので、パウダースノーを楽しめたかもしれません。最高の山日和だったと思います。朝一番で陶芸教室に向かう途中に見える樺戸連山がとても美しかったです。ちょっとだけ羨ましくも思いましたが、今は気持ちを集中させて陶芸一筋でいこうと思っています。
再利用できる粘土が残っているので、何も買わないつもりでいますが、特殊な粘土だけはどうしても準備しないといけません。陶芸.comでポチッと「半磁器土」を仕入れておきました。「半磁器土」はこれまで何度か使っていますが、吸水性が一般の陶器より小さく、磁器に近い性質を持った白色の粘土です。
去年は主に「風鈴」で使いました。風鈴作りに関しては、自分なりにかなり研究したし、肝心の音色も良かったので、今年も風鈴を作ろうと思っていました。北海道では風鈴を飾る習慣はあまりないし、飾る期間も短いですが「音で涼をとる」というのは、日本独自の文化だそうです。そういうのって何だか素敵じゃないですか~。
昨晩届いたばかりの粘土を車に積んだままにしておきましたが、封を開けると表面の水分がシャリシャリに凍っていました。粘土は凍らせるとよくないので、冬期間の保管は慎重にしなといけません。冷え冷えの粘土を4等分して菊練りをしていきます。とても冷たかったので、ざっくりしか練れていません。
吊り下げるので、重さを考えて、小ぶりな方が安心かなと思っていますが、風鈴の形、厚さ、大きさによって音色が変わると思うので、色々な形を挽いてみました。半磁器は一般的な信楽の土よりもコシがないので、手を掛けすぎるとすぐにヘタっていきます。薄く挽こうと意識しすぎて、何度も手を掛けたものもありました。ダメだと思ったものを何とか修正しようとして時間を使うぐらいなら、次の1つを挽いた方がいいです。
とりあえず風鈴30個作ろうと思ったので、33個挽いておきました。削りで10%は失敗するでしょう。(^^ゞ 残った粘土でマグも8個挽いておきました。
上から見ると、歪みがひどいのもありますが、半乾きの状態になったら修正が効くので、今はこのままにしておきます。これでちょうど10kg分の粘土を使いましたが、削りの行程で半分以上削ぎ落とされると思います。
タイムリミットを決めて作業をしていますが、残り時間が20分ほどあったので、教室の粘土を使ってスープカップを挽いておきました。それなりの大きさと深さがあり、ヨーグルトやスープなど、色んな場面で登場するので、私の中ではヒット商品です。
先生が時々粘土の様子を見てくれるので、こちらで保管してもらいます。発泡スチロール5箱とはなかなかの気合いです。(笑)
こちらは前日の土曜日に1時間だけ時間があったので、赤粘土で挽いておいたものです。こちらも取っ手を付けて、マグにしようと思っています。
上から見ると歪んでいるが分かりますね。久々のロクロ生活はまだ本調子ではありませんが、3月中にできるだけ成形をしたいと思っています。
蓋を開けたまま一晩置いたら口の部分がすっかり乾燥していました。無理に歪みを直そうとしたら、ヒビが入ってしまったので、半分に割って厚さのチェックをしてみます。「口」と「腰」を比べると、若干「腰」の厚みはありますが、まぁまぁじゃないですかね~。(^^ゞ
ダメ元ですが、6月下旬に札幌ドームで行なわれる「サッポロ モノ ヴィレッジ」にエントリーしようと思っています。道内各地からレベルの高いクリエイターさんが沢山集まると思うので、微妙なものを色々出しても、箸にも棒にも掛からないと思いうので、テーマをギュッと絞っていきたいと思います。エントリー資料は写真1枚のようなので、あとは写真の腕が鍵になるかなと思います。(^^ゞ
次回は削りに集中ですね。がんばろー。