キリマンジャロ報告会は無事に終了しました。以前やっていたパソコンスクールの閉校後に行った卒業式に参加してくれた方にもご案内を出しましたが、あれから10年も経っているので、転居先不明で戻ってきたものも多かったです。小学生~80歳以上の方まで通ってくれていましたが、10年の間に亡くなられた方もいます。
序盤は予約もあまり入らず、いつも顔を合わせているメンバーがほとんどかと思いきや、申込締切日には25名を超え、締切を過ぎてから前日まで予約がボチボチ入って、結局40名を超えました。直前のキャンセルなどもあり、最終的には36名の方にご参加いただきました。会場には15席ほど用意してありましたが、3回ともほとんどいっぱいになりました。
転勤などで遠く離れた人もいますが、私が何かイベントをやるときには、何時間もかけて来てくれます。今回もあちこちから集まってくれました。「お客さん増えてきたから、誰か少し早く来て手伝って~」とお願いすれば、早めに来て会場の設営やコーヒーサービスをサポートしてくれます。いつも思いますが、私の足りない所を皆で補ってくれるんです。
記念品はフォトブックとマグを用意しましたが、家にあったありったけのマグを梱包し、50個ほど持ってきました。すぐに使えるよう、除菌して並べておき、受付が済んだ方から選んでもらうようにしました。
その他、私が普段山に入る時に食べている行動食をセットしたものを用意しておきましたが、差し入れのおやつがさらに増えました。提供したコーヒーは、キリマンジャロの麓で買ってきたものです。一度に10名以上にコーヒーを淹れるので、コーヒーメーカーはレンタルしました。
記念品のフォトブックはオンラインで印刷しています。登山編、サファリ編、マサイ村編の3種類作ったので、好きなものを選んでもらいました。
キリマンジャロを目指したきっかけ、かかった費用やお金の貯め方、普段しているトレーニング、登山ルートなどを紹介して、写真とビデオを組み合わせたムービーを見ながら、話を進めていきました。インストラクターという職業を長くやっていたわりには、人前で話すことには全く慣れていませんが、参加された方々は、初めて見るアフリカの景色やサファリの動物などに見入っていました。
参加してくれた方のほとんどは、私を昔から知っている人が多いですが、ヤマレコでも告知をしていたので、初めましての方もいました。初めて会うのに前から知ってるみたいな感覚になりますね。
お土産のティンガティンガ(マサイのアート)がもらえるジャンケン大会に参加する人は少なくて、ライオンのブックマークの方が人気がありましたね。笑
最終回は昔なじみの方が集まり、まさに同窓会になりました。あれから10年経っても、まだまだお元気そうですが「パワーをもらえたから明日から頑張れる」と言われました。
誰でも歳を取るし、いつか土に還ります。それは順番でも何でもありません。あの頃のようなスタイルでパソコンスクールを開くことはできないけれど、こんな風に集まる機会を持つのもいいなと思いました。
自分の中では、かなり前から決めていた日程でしたが、マグの制作を優先したので、当日流すスライドやムービー等の準備は1週間前からでした。日・月・火で本を書き、水・木・金でムービーを作り、当日朝9時まで仕上げをするという、なかなかのハードスケジュールでしたが、私の場合、何ヶ月時間があっても仕上がりにはさほど違いはないと思います。
この1週間は何を食べたのかもどのぐらい寝たかも記憶がなくて、ものすごく集中しました。10年前の私は毎日がこんな感じだったと思います。でも、あの頃がむしゃらにがんばって、色んなスキルを身に付けたから、今仕事があるし、あの時辞める決断をしたから、自然の美しさと山の魅力を知り、モノ作りの素晴らしさを知ることができるようになりました。
人生は選択の合計であることを感じます。
タンザニアの記録を本にしようと思っていて、なかなか進まずにいましたが「山と言霊~第四章~」がやっと書けそうです。
参加してくれた方、メッセージをくれた方、ありがとうございました。準備不足の面も多々ありましたが、それも含めて私らしい内容で開催できたと思います。
みち姉さんからはお祝いのお花まで届きました。やっぱりお花があると華やかになります。最終回の間に片付けまでしてくれて、撤収がめちゃくちゃスムーズにいきました。
ホント、チームワーク良すぎるぜ。
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