でっかいプリンを作ろうー施釉編

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えべつやきもの市のポスターと会場マップが届き、ブース番号が決まりました。先週の「新十津川陶芸まつり」でプロの作品を目の当たりにし、すっかり自信喪失してますが、すでに申し込んでしまったので行くしかありません。アマチュアゾーンの「268」でしたので、お暇ならどうぞいらしてください。プロ・アマを合わせて「328」のお店が出展するようです。1日目で全て売りさばき、2日目はゆっくり会場を回りながら、作家さんとお話をして、窯元情報を発信したいところです。

たぶん、その方が世のため人のためになるような気がします。(^▽^;)

先週の土日はお休みしてしまったので、予定していた作業が完全にずれ込んでいますが、こんなときに焦ってもいいことはありません。今日は、2週間前に挽いておいた黒泥を使ったマグの削りからですが、薄く削ろうとしすぎて、底に穴が開いてしまったのもあります。毎日の階段修行で自分の作ったマグを実際に使ってみてよかったのが「取っ手」ですね。使いやすかったものを再現しました。

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白化粧土でお化粧します。本当はイッチンを使って、シンプルなラインを入れようと思っていたんですけど、全然うまくいかなかったので、刷毛でザザーッとやってしまいました。内側は白系の釉薬を使って、飲み物の色が見えるようにして、外側は透明の釉薬を掛けて、このままの雰囲気が出るようにします。

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素焼きが終わった器たちがたくさんありますが、すでに時間がなくなったので、何枚かだけ仕上げました。白御影を使ったシリーズには、透明の釉薬を掛けた後で、イッチンで織部のラインをササッと入れておきます。ずっと昔、この雰囲気で可愛いのが出来たことがあったんですけど、今回はどんな感じになるかしら?

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次は、頼まれていた八寸皿です。フラットなお皿には白釉のみ、深さのあるお皿には、白マットと白釉を掛けておきました。

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前置きが長くなりましたが、今日のメインイベントです。「でっかいプリンを作ろう」という企画モノをやっているんですが、素焼きが終わっていたので、釉薬を掛けていきます。一応、見本があるので見本に近い色が出るようにしたいと思います。

全体に飴釉を掛けて、窪みのところに白マットをイッチンでサッと掛けて、その上から白萩をイッチンで掛けています。蓋は飴釉のみで重なる部分の釉薬はスポンジで拭き取っておきました。蓋モノの場合、アルミナシートを挟んで重ねた状態で焼くのがいいようですが、今回は別々に焼くことにします。

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本焼きのスケジュールがギリギリなので、休んでいる暇はないんですけど、山の誘惑に負けました。明日は天気が良さそうなので、山に行こうと思います。時間がかかる絵付けは、持ち帰り宿題にしました。

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今月いっぱいで、薬掛けを終わらせます。予定よりも少し遅れているけど、ここで焦って適当なことをしては意味がありません。この段階での手の掛け方が、最終的な印象に繋がります。何かをするときに必要なのはテクニックだけではなく、情熱が大事だと思います。素敵なストーリーは人を惹きつけるものです。

95%の情熱と5%のテクニック

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