やきもの市の出店裏話が続きますが、今までのやり方を変えた点がいくつかありました。器の準備はいつもギリギリで、たいていイベントの前日に慌てて梱包するんです。今までは、器を一つずつ新聞紙に包んで、それをダンボールに入れて持って行きました。あまり大きなダンボールだとものすごく重くなるので、中ぐらいのものを5~6箱ぐらいかな~。アウトレットのものはそのままカゴに入れて持って行きました。
ブースに搬入した後は、新聞紙に包まれた器たちをまた出すんです。前日、包んだばかりなのに、また出すんですよ。さらに、外した新聞紙は大量に膨らんで場所を取るんです。それをぐしゃぐしゃにして、ダンボールに突っ込んで、邪魔になったダンボールをまた車に戻していました。イベントが終わって、在庫が減っていれば梱包作業は楽になりますが、あまり売れ行きが良くない時は、同じことをもう一回やらなければいけないんです。それはもう発狂モンですよ。
某引越し業者の「エコ楽ボックス」みたいなものがないかな~って探してみたんですけど、あれは特許か何か取っていて、市販では売られていないんですよね。似たようなものが作れないかな~と考えたこともありましたが、結構場所も取ると思うので、できるだけお金を掛けずに、効率の良い方法を考えていくことにしました。
ダンボールの代わりに、折りたたみ式のコンテナボックスを使うことにしたので、色違いで3個だけ買うことにしました。「2,394円(798円×3個)」はかなり痛い出費ですが、使いやすさを考えて思い切って買うことにしました。以前から使っていた大きなコンテナボックスは器を入れると重すぎて運べなくなるので、梱包資材やテーブルクロスなどの備品を入れていくことにしました。
ブルーのコンテナには新作のマグ、イエローはお皿類、ピンクは茶碗類といったように種類別に分けておきました。マグのコンテナはそんなに重くならないんですけど、お皿はかなりの量が入るので重過ぎて、横のジョイント部分が壊れそうになりました。コンテナに入れるときは、種類別ではなく重さが均等になるようにした方が絶対にいいですね。
入りきらない器ついては、発泡スチロールを使いました。発泡スチロールは衝撃に強いし、いくつか組み合わせて高さを調整すれば、テーブルや椅子の代わりにもなるし、飲み物などを入れておけば保冷、保温もできる優れものですね。折りたたむことはできないので、同じ大きさのものが沢山あると邪魔になりますが、大きさを工夫すればマトリョーシカのように中にどんどん入れて収納できますね。カゴにはアウトレット用の器たちをそのまま入れていきました。このカゴは1個300円ぐらいだったと思うのですが、型崩れしやすいので、もうちょっとしっかりしたものにすればよかったな~と思いました。
梱包資材については、新聞紙の代わりに厚手の「クラフトペーパー」を使うことにしました。あらかじめカットされているものではなく、ロール状のものを必要なサイズにカットして使います。910mm×20m巻(だったかな?)で「547円」でした。マグは1個ずつクラフトペーパーで包み、お茶碗やお皿類はプチプチなどの緩衝材を間に挟むようにして、どんどん重ねていきました。
このクラフトペーパーは結構丈夫で、新聞紙よりもクッション性があり、ギュッと握ってしまえば広がらないので、テープで止める必要がないんです。今まではお客さん用の器を梱包するときは、エアーキャップ(プチプチ)を使うことが多かったんですけど、今回はこのクラフトペーパーに変更しました。
マグやお茶碗のようなサイズのものならば、果物の保護に使われる「フルーツキャップ」が一番いいんです。ロール状のものを必要な長さにカットして、中に入れるだけなので、不器用な私には一番使いやすいですね。以前、近くのホーマックで手に入ったんですけど、今はカットしているものしかなくて、入手困難になりました。ネットで買うと送料の方が高いので躊躇してます。
結果的に今回かかった出店費用、粘土代や焼成料、準備した備品や梱包資材などが全て賄えるほどの売上がありましたが、この時点では全て持ち出しする覚悟でいたので、備品の購入についてはものすご~くシビアでした。
搬入は当日朝7時からできますが、私が到着したのは7時半過ぎでした。車を道路に停めて、そこから自分のブースまで荷物を運ぶためには、台車が必須でした。さすがに台車を買う余裕はないので、職場から借りてきたんですけど、4回ぐらい運んだと思います。台車がなかったら箱の数だけ往復しなければならないので、本当に助かりました。荷物を運び終わったら、車を離れた駐車場に移動します。そこからまた自分のブースまで歩いて戻るんですけど、これがなかなかの距離があるので、自転車を積んで来ている人もいました。
今までならば、新聞紙に包んだ器を取り出し、また新聞紙を畳んで片付けていくんですけど、今回はここからの作業は比較的早かったと思います。これまでは小さいイベントばかりだったのに、まつりさんがお手伝いに来てくれることが多かったんですけど、いつまでもまつりさんに頼ってたらいけないので、今年からは一人で準備できるようになってきました。(^▽^;) 空になったコンテナは、コンパクトに畳んでテーブルの下に収納しておけます。コンテナや発泡スチロールはテーブルや椅子代わりにも使えるので、ダンボールよりもずっと使い道があると思いました。奮発したけど、買ってよかったです。
1時間ほどで、セッティングが完了しました。オープンは10時ですが、9時15分にはこの状態になっていました。私にしては上出来です。いつものイベントよりも持ってきている器の数も多いんですが、効率よく作業できました。
イベント終了後の搬出作業はとても楽でした。1回で全ての荷物を運ぶことができました。畳めるものは畳んで、スッキリ積み込みできました。用意した梱包資材もキレイさっぱりなくなったので、スッキリしています。折りたたみできるものって本当に便利ですね。