北海道最大の陶芸市「えべつ やきもの市 」に行ってきました。7月12日(土)~13日(日)の2日間の開催でした。私は陶芸を始めて3年目に入りましたが、今までは作ることが楽しかったので、特に他人の作品には興味がなかったんですよねぇ~。最近、やっとロクロで小物を作れるようになってきましたが、いつも同じようなものしか作れないので、他の人の作品を見て刺激を受けたいと思うようになりました。
両日とも天候があまりよくなくて、天気予報は「曇りのち雨」という感じでした。2日とも行こうかと思っていたんですが、(^▽^;) 2日目のみ行ってきました。我が家から江別までは1時間ちょっとぐらいでしょうか。途中、高速に乗ったりして、11時過ぎには到着しました。市役所に車を停めて、会場までは無料の送迎バスが運行しています。
全部写真を撮ることはできなかった(当たり前か...)ので、特に気に入ったブースやお話を聞かせてくれたブースを撮影しました。撮影拒否されることもあるそうですが、どこも快くOKしてくれました。パンフレットを見る限りでは、出展数「363」なのかな~?もちろん、数えてないので、正確にはわかりませんが、これだけの窯元が集まるとは本当にすごいイベントですね~。もちろん、お客さんもめちゃくちゃ多いです。
1番の方から順番に見ていくと、「新十津川陶芸まつり」で一目惚れをした「正和窯」を見つけました。作家の関口さんは、私のことをうっすら覚えてくれていたようで、またしてもお話することができました。クールで素敵な方なんですよ~。ブログに載せたことを話して、陶芸用の名刺を渡したので、ここを見に来てくれるかもしれません。次に行こうと思っていた「旭川陶芸フェスティバル」には出展されないそうなので、また来年、新十津川で会えるといいなぁ~と思っています。
それじゃ、いってみましょうか。
8.旭公窯(あさひこうよう):札幌市
耐火用の一人用鍋が気に入りました。(写真右上) 蓋はお茶碗にもなる優れものです。
13.森収吾(もりしゅうご):札幌市
今回の出展者の中で一番気になった作家さんです。森さんとお話できましたが、独特の作風で、とても変わった色が出ていました。欲しかったものがいくつかありましたが、結局買わなかったんです。次の機会にはぜひ。
41.ポッテポッタ :札幌市
真っ白な器(半磁器かな?)に青い色のイラスト(呉須かな?)が、とても可愛くて印象的です。ドット模様のカップも可愛くて、センスの良さが現れています。こんな絵が描けたらなぁ~と思います...ふぅ~。
64.gla_gla (グラグラ):洞爺湖町
私は陶器よりもガラスの方が好きなので、ガラスのお店にはとても惹かれます。気泡が入ったガラスのお皿がとても気に入りました。
76.ケイト・ポムフレット:由仁町
変わった工房の名前だなぁ~と思っていたら、作家さん本人の名前だそうです。英国生まれで由仁町在住の方のようです。個性があってとてもかわいい陶器ばかりでした。形、色、絵付け、どれも参考になりますが、絶対に真似はできないだろうなぁ~。カフェもやっているようなので、今度ぜひ行ってみたいと思います。
80.ゆみの器:札幌市
織部や黒織部の器が中心でした。私も織部には何度も挑戦していますが、うまくいったことがほとんどないので、とても参考になります。「何年ぐらいやってるんですか~?」って質問しちゃいました。
106.ATELiER SiMA SiMA(アトリエ シマシマ):ニセコ町
こちらも半磁器かしら?とても可愛らしい絵付けで、使いやすそうな器ばかりです。デザイン学校を卒業している作家さんです。イラストのセンスはもちろんですが、余白の使い方がいいですね。
123.陶工房Pino (とうこうぼう ピノ):江別市
江別在住の女性の作家さんです。年の頃は私とさほど変わりないんじゃないかな~と思いました。還元焼成が多いようですが、粘土なのか、釉薬なのか、焼成方法なのか、どうやったらこんな色が出せるのか知りたいところです。
150.もみじ窯(もみじがま):札幌市
実演をやってくれた香西さんのブースです。薪窯で焼成したような風合いですが、穴窯を使っているようです。力強い作品ばかりです。実演のときも先頭に座って写真を撮りまくってたので、「カメラマンなの?」って聞かれましたが、「いいえ、陶芸家目指してるんです!」と答えました。札幌と栗山に工房があるそうです。
155.幾何雑器 (きかざっき):札幌市
その名の通り、幾何学模様の器が多かったです。真似できそうだけど、やってみたらできないだろうなぁ~。
172.花の器 (はなのうつわ):札幌市
欠片を貼り合わせて作られたような花器です。こんなのが玄関先にあったら、とても素敵だと思いました。
176.大野耕太郎 (おおのこうたろう):滝川市
私の第1師匠です。(^▽^;) 磁器が専門のようで、磁器の世界では結構有名人だと思います。自分の世界がしっかりと確立していて、白磁、青白磁にこだわりを持ってると思われます。薄くて軽い、精巧な器ばかりです。
180.尚子の器(なおこのうつわ):深川市
深川の道の駅に展示されていたのを見てから、気になっていた作家さんです。「今度、アトリエを見に行ってもいいですか~」って聞いてみたら、快諾してくれました。深川と帯広を行ったり来たりしているそうです。
196.手宮窯 (てみやがま):小樽市
掻き落とし(なのかな?)のコーヒーカップやお皿のデザインがとても素敵でした。適当にやっているようで、全部計算しているのだと思います。
225.濱田啓塑(はまだひろし):森町
ここの作品が一際売れているような印象を受けました。人が集まって、ガヤガヤしていると、さらに人が増えてきて、展示されている作品の残りが少なくなると皆が手を伸ばすという感じでした。という私も写真右上のカップを1つ買っちゃいました。
226.何必窯(読み方不明):札幌市
奇抜な色使いで、斬新なデザインのものばかりで、思わず足を止めてしまいました。サングラスをした見るからに芸術家風なおじさんがいました。「名刺ください。」と言ったら、何も言わずに渡してくれました。
262.陶工房 美秀 陶芸教室 (とうこうぼう びしゅう とうげいきょうしつ):札幌市
アマチュアゾーンに入りましたが、アマチュアといっても、レベルがとても高いんですよ。プロゾーンのものと比べるとお値段は控えめなので、買いやすいと思います。ホームページを見ましたが、表紙以外は準備中のようですね。素敵なトップページだったので、更新が待ち遠しいです。
271.遊心と小春(ゆうしんとこはる):下川町
ランプシェードが素晴らしくて、足を止めたブースです。灯りをつけたところが見てみたかったですねぇ~。
283.nagomi*zu ~なごみず~ :札幌市
こちらもアマチュアブースでしたが、とってもかわいいですねぇ。女性に人気ありそうな作品ばかりでした。ホームページもデザインよくすっきりとまとまっていてお洒落です。
初日は中止になったようですが、14時からロクロの実演がありました。やはりプロの腕前をこの目で見たいですから、10分前から待機してました。一番前に陣取って、しっかりと見てきました。できれば動画で撮影したかったんですが、携帯の電池が切れてしまい、静止画のみの記録となりました。
湯呑みやお茶碗などの小物から始まり、ロクロの台からはみ出すほどの大物まで、1時間たっぷり魅せてくれ、大変参考になりました。これからは、アドバイスしてくれた事を意識して作ってみようと思いました。
5時間ほど見学し、まだまだ見足りなかったんですが、翌日の仕事の準備などもあるので、早めに帰ることにしました。残念なことに、帰りの送迎バスがとても混んでいて、買った器を割ってしまったんです。後日、修復を試みる記事があると思います。
いつか、自分の作品も出せるようになりたいな~と思いますが、まだまだずっと先の話ですな~。