第20回 えべつ やきもの市

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記事のアップが大変遅くなりましたが(すでに1週間経過...)、北海道最大の陶芸市、「えべつ やきもの市」に行って参りましたぁ~。この陶芸市は、毎年7月、第2土曜日と翌日の日曜日の2日間にかけて行われています。プロ・アマを問わず、道内はもちろん、道外からも多くのアーティストが出店します。パンフレットによると、今年の出店数は「348」だそうです。ははは~、すごいな~。

今年は、7月11日(土)、12日(日)の2日間の開催でしたが、私は2日目のみ参上しました。天候はすこぶる良好、朝一番から行こうと思って、早起きしたにもかかわらず、いつものように「ぽけ~っ」としていたら、すっかり家を出るのが遅くなってしまいました...o┤*´Д`*├o アァー

奈井江砂川IC→江別東ICまで、高速で行きました。ETCデビューでございますぅ~。あんなちっちゃなセンサーでバーが開くのか、ドキドキしていましたが、ちゃんと開いてくれました。料金は通常の半額で行けたので、時間&料金が半分に短縮できました。

やきもの市では、メイン会場の他に色々な場所で催しが行われています。「セラミックアートセンター 」では陶芸体験などが行われているんですが、去年は時間がなくて、見に来ることができなかったので、一度見てみたいと思っていたので、今回はセラミックアートセンターに駐車することにしました。

ここから会場までは結構距離があるので、連絡バスが出ています。次の発車時間はいつかな~と時刻表をチェックすると、ちょうど出たばかりだったようで、あと30分待たなくてはいけません。やや時間のロスでした。車を停めるなら、市役所前に駐車した方が便利だと思います。

それじゃ、セラミックアートセンターの中を覗いてみましょう。ここでは、陶芸品やその他の手作り作品の即売と陶芸体験が行われています。湯呑みやカップなどの成形はもちろんですが、時計作りなどの体験もありました。私の今年の大きな目標としていた「絵付体験」もあり、やってみたい気持ちはものすごくありますが、今日は時間がないので、また今度にしましょう。

20090712_セラミックアートセンター

それじゃ、バスに乗って会場へ向かいましょう。会場に着くまでは、ボランティアガイドの方が、バスに乗ってきて、流暢に江別の観光案内をしてくれました。でも、あんまり聞いてなかったな~。

会場に着いたのは、11時40分でした。毎年10万人以上が訪れるという大きなイベントですから、天候は集客に大きく左右すると思います。青い空の下、気温もぐんぐん上がってきて、絶好の陶芸市となりました。すでに会場内は多くの人で賑わっていましたが、来場人数は去年よりも多いような気がしました。

20090712_江別やきもの市

気に入ったものをその場で買ってしまうと、荷物が増えてしまうので、まずは全体をぐるっと回りましょう。今年は全ブース撮影を目標にしておりますので、1番目のブースから見ていきましょう。

写真は許可をもらってから撮影しています。快諾してくれる方が多いですが、使用目的を聞かれたり、撮影拒否されることもありました。特に気に入った作家さんには、「ブログで紹介してもいいですか?」と聞いて、了解を取っていますが、中には聞いていない方もいます。以前はそれほど陶芸関係のアクセスは多くなかったんですが、今では主要な検索エンジンで作家さんの名前を入れて検索すると、このブログがかなり上位にヒットするようになりました。適当なこと、書けなくなってきちゃったわね...(^▽^;)

私がブログで陶芸市や窯元を紹介する理由は、主に次の3つです。

  1. 陶芸市やお気に入りの窯元を紹介するため
  2. 手作りの陶器やガラス製品の素晴らしさを伝えるため
  3. 気に入ったものを全部買うことはできないので、せめて写真に収めておきたいので

私は気に入った作品を見つけると、必ず高台をゆっくりと触ります。一つ一つ丁寧に処理をしているんだな~ということがよくわかります。それだけでプロ意識をものすごく感じます。

私が陶芸を始めてから、すでに4年経ちましたが、未だに自分の色は見つからないし、マグカップの取っ手をつけるのも雑だし、高台にサンドペーパーをかけるのだって大嫌いです。つーか、かけてないし...

作品を仕上げるまでの細かな作業は、実際にやっている人でないとわからないことが多いと思います。

ホント、地味な作業ばっかりですもん。

何もないところから、売り物として仕上げるまでには、計り知れない努力、苦労、研究があったと思います。全ての作家さんをリスペクトしております。私のできる範囲のことで、焼き物の良さを伝えられればいいな~という、純粋な気持ちでやっております。

それじゃ、行ってみましょうか~。

1.森収吾(もりしゅうご):札幌市

昨年一番気になった作家さんですが、今年はトップバッターでした。作品を見るとすぐに彼のものだと分かる独創的な雰囲気があります。札幌出身だそうですが、今は笠間市に移転して、奥様と作陶活動をされているようです。ちょうど接客をされていたので、また後でゆっくり見に来ようと思って、先を急いでしまったんですが...

20090712_001森収吾

2.大野耕太郎 (おおのこうたろう):滝川市

今年は習いに行ってないんですが、私の第一師匠です。(^▽^;) 磁器が専門で、白磁・青白磁のシャープなデザインの器が多く、この道ではかなり有名だと思います。ご本人はとてもおだやかな印象ですが、緻密な感性の持ち主だと思われます。ギャラリー&カフェ「オルノ」では、先生の作品でお食事ができます。まだ行ってませんが、近いうちに写真を持って行きたいと思います。「来年は出店だねぇ~」なんて言われましたが、とんでもないですわ~。ヾ(@>▽<@)ノぶぁっはははっははは♪

20090712_002大野耕太郎

3.アトリエ陶有伽(あとりえとうか):札幌市

札幌出身の女性の作家さんです。真っ白い器は半磁器土を使っていると思われます。黒化粧土を使った掻き落とし、呉須の柔らかいタッチのイラストが印象的です。

20090712_003アトリエ陶有加

4.葉久陶(読み方不明):旭川市

「写真撮ってもいいですか?」と声を掛けると、手書きのプレートを推されました。書の心得があるんでしょうね。味わいのある字体で心に染みる言葉が書かれていました。先に立ち寄っていた女性は、通路に器を広げて、どれがいいか品定めしていました。同じような器でも少しずつデザインが違うので、迷っちゃうんですよねぇ~。私も一つ欲しかったんですが、今買ってしまうと荷物になるので、後で見に来よう...と、先を急ぎました。

20090712_004葉久陶

5.知床窯 (しれとこがま):斜里町

知床情報が満載のかなり読み応えのあるホームページがあります。ブログが流行る前からがんばっていたんだな~ということが伺えます。何年か前に日帰りで知床に行った ことがありましたが、どこを見て良いのかわからず、スルーしてしまったので、今度はゆっくり行ってみたいと思います。ブースには、長男の圭一さん(←イケメン)が立っておりました。

20090712_005知床窯

6.明楽陶(めいらくとう):札幌市

新しい作家さんなのかな~?窯元情報を検索しましたが、ほとんどヒットしませんでした。名刺ももらっていなかったので情報不足です...orz 使いやすそうな器と、草花をモチーフにした絵付けが印象的でした。

20090712_006明楽陶

7.Handmade Shop だりあ (はんどめいどしょっぷ だりあ):当別町

手作りのアクセサリーのブースです。アジアンテイストなピアス、ネックレス、髪飾りなどあって、モロ私好みです。キレイな奥様と娘様らしき2人がブースに立っておりました。「写真撮っていいですか~?」と聞くと、美しく写るようにかんざしの方向を整えてくれました。ブログを見ると、小物作りの講習会などもやっているようです。

20090712_007HandmadeShopだりあ

8.一路窯 (いちろがま):旭川市

私のブログにコメントを入れてくれる方は非常に少ないんですが、(^▽^;)こちらの母猫mimiさん はちょくちょく覗きに来てくれて、コメントも残してくれています。ブログは穴窯を作った5月から始めたようですが、情報量も多く、毎日のように更新されているので、ランキングもぐんぐんと上がってきています。専門的な知識も多く、大変為になるブログなので、私も毎日見に行ってるんですよ。話しかけたらすぐに私のことをわかってくれましたわ~。

20090712_008一路窯

9.杉田真紀 (すぎたまき):札幌市

以前窯元巡りの記事で紹介していましたが、Tenstoneの橋本氏 に師事し、今年プロブースに移った若手の作家さんのようです。粉引のやさしい白が印象的です。ブログもスッキリとして読みやすくて、陶芸のことやパン作りのことが書かれていて、とても読み応えがあります。粉引の作品にはものすごく惹かれますね。彼女の作品は北海道の人気作家の器の店「from the earth 」で購入できます。

20090712_009杉田真紀

10.やきもの屋.KEIKO.(やきものやけいこ):旭川市

先月の「新十津川陶芸まつり」にも出展されていましたが、大雨でじっくり見ることができなかったんですよ。使いやすそうなマグカップ、焼き締め(←だと思います)のランプシェードや花器が印象的でした。名刺をいただいていますが、住所と電話番号しか書かれていなかったので、ブログやホームページはないと思います。

20090712_010やきもの屋・KEIKO・

11.極楽とんぼ (ごくらくとんぼ):江別市

こちらの作品は、セラミックアートセンターにも展示されていましたが、絵付けが素敵でものすごく惹かれました。江別在住の女性の作家さんで、絵画でも有名な方のようです。セラミックアートセンターで絵付け講師をしているようですが、ぜひ習いたいな~と思いました。ホームページはしばらく更新されていないようですが、他の方のブログなどでも多数紹介されています。作品は「江別陶芸会 」でも購入できるようになっています。ホント、素敵ですよ~。

20090712_011極楽とんぼ

12.ゆみの器(ゆみのうつわ):札幌市

陶芸市を見に行くと、自分の好みの作家さんがよくわかるんですが、ゆみさんの器はすぐに目に付くんです。織部使いが見事ですね。織部ってかなり定番な釉薬だと思いますが、私はうまくいった試しがないんですよ。二人展や三人展など、他の作家さんなどとコラボした展示会もやられているようですが、ご本人のブログやホームページは見つけられませんでした。

20090712_012ゆみの器

13.露工房(つゆこうぼう):旭川市

こちらの窯元は新十津川陶芸まつりで毎年見かけるので、作品を見るとすぐにわかるようになりました。旭川(工房兼自宅)と美瑛(お店)がありますが、美瑛のお店では陶芸体験もできるようです。一体一体、表情が違うお地蔵さんが印象的ですね。美瑛に行った際には、ぜひお店に寄ってみたいと思います。

20090712_013露工房

14.多田昌代 (ただまさよ):札幌市

白を基調とした器が中心で、曲線のフォルムが印象的でした。水色やピンクなどのアクセントカラーがフェミニンで、女性的なやわらかさを感じます。もらった名刺には、ホームページアドレスが載っていましたが、下沢トシヤ氏の生徒さんのコミュニティサイトのようです。Teach のページから展示会作品が見れるようになっています。北海道陶芸展 で大賞を受賞された経歴の持ち主です。

20090712_014多田昌代

15.公窯(こうがま):函館市

こちらも女性の作家さんで、干支をモチーフにしたとオブジェと唇がキュートなペーパーホルダーがとても印象的で、とっても可愛いくて大興奮でした。名刺いただきましたが、携帯メールのアドレスだったので、ホームページやブログは持っていないと思います。陶歴は20年以上のようですが、取扱店などの情報も見つけることはできませんでした。

20090712_015公窯

16.ミニチュア陶房 工房てると (みにちゅあとうぼう こうぼうてると):旭川市

陶芸市では、主に食器や花器やオブジェなど、一般的なサイズの作品が多いんですが、なんとこちらは完璧なミニチュアでございます。ものすご~く小さいんですよ。でも、普通に写真を写しても写真ではうまく伝えられないんですよね。「写真撮ってもいいですか?」と聞いてみると、「1円玉持ってる?」って聞かれたんです。「えっ、1円玉?それぐらいは、持ってると思いますよ。(^▽^;)」 写真の撮影費用なのかな~と思って、1円玉を手渡すと、作品の隣に並べてくれました。サイズ比較のためですね。どれも非常に精巧な作りで、土鍋も急須もちゃんと蓋が開くんです。ホームページでも、1円玉との比較写真があります。ホント、すごいです。

20090712_016ミニュチュア工房てると

17.緋炎窯(ひえんがま):札幌市

こちも女性の作家さんで、草花をモチーフにした器が中心でした。この色は、御本手化粧土を使っているのかな~と思いますが、御本手をうまく出せたことがないので、よくわかりません。(^▽^;) ブログ・ホームページは見つけられず、名刺ももらっていないので情報不足なんですが、セラミックアートセンターで行われている展示会などにも出展されているようです。

20090712_017緋炎窯

18.暎窯(えいがま):札幌市

北海道陶芸会 のページにプロフィールが載っていましたが、屯田工房(新十津川町)の清水氏に師事されたそうで、力強い作風が受け継がれている感じがしました。ご本人と少しお話することができたんですが、芸術の森で9月に行われる「土と炎の饗宴」にも出展されるそうで、パンフレットをたくさんいただきました。ぜひ見に行きたいと思っています。

20090712_018暎窯

19.権兵衛窯 (ごんべえがま):登別市

ユーカリの炭を使った焼成法をされているようで、深いひび割れがとても印象的で味わい深いですね。陶芸家らしい風貌の殿方がブースに立っておられました。工房のある登別では教室もされているようですが、作品は登別グランドホテルのギャラリーや江別のギャラリーなどで展示されていて、そこで買い求めることができます。

20090712_019権兵衛窯

20.陶千窯(とうせんがま):北広島市

フクロウなどの造形が中心です。こういう造形ものは、お皿や湯のみなどを作るよりもずっと手間隙がかかります。一見同じに見えるフクロウでも、少しずつ表情が違っていて、一つずつ心を込めて丁寧に作っているんだな~というのが伺えます。カードをいただきましたが、「土味を大事に遊び心で作っています」というメッセージが入っていました。

20090712_020陶千窯

21.東やま山房 Akiyou窯(ひがしやまさんぼう あきようがま):函館市

先月の「新十津川陶芸まつり」にも出展されていたようですが、ひどい雨だったのでじっくり見ることができなかったので記憶になかったんです。コーヒー豆を使った独特の色が印象的でした。そのほか、紅茶のティーバックを置くポケットがついたカップなど、変わったデザインの器がありました。ホームページやブログではほとんどヒットせず、作家さんの情報を探すことはできませんでした。

20090712_021東やま山房Akiyou窯

22.野村亜土 (のむらあど):足寄町

若手の作家さんで、白を基調とした器が主ですが、ブタとかサイ(違うかも...)などの動物をエンボス加工したようなお皿がとても個性的で、ファンも多いようです。写真撮影はちょっと...という感じでしたが、「ブログで宣伝してくれるならいいですよ~」と許可をいただきました。まだ陶歴は浅いようですが、個展や二人展なども行っていて、今後の活躍が期待できる作家さんです。

20090712_022野村亜土

24.びーどろ工房 小樽ADVANCE倶楽部 (びーどろこうぼう おたるあどばんすくらぶ):小樽市

今月は小樽に行く予定があるので、そのときに吹きガラス体験をしたくて、パンフレットをいただきました。所要時間は15分程度だそうです。熱を冷ますのに、その日のうちに持ち帰ることはできないそうですが、翌日にはできあがるそうです。オプションでヒビ加工や泡加工もできるそうです。

20090712_024びーどろ工房小樽ADVANCE倶楽部

25.宙工房(そらこうぼう):札幌市

釉薬を銀河のように散りばめた茶碗(写真左下)とモノクロとカラーの絶妙なバランスのフリーカップ(写真右上)に惹かれました。札幌在住のダンディな作家さんで、名刺をいただきました。全国各地の三越での個展も多いようです。石屋製菓・チョコレートファクトリーの陶のアーチを製作されたようです。見たことないですけど...ご本人のホームページやブログは見つけられませんでしたが、色々なサイトで紹介されています。

20090712_025宙工房

26.細川ステンドグラス (ほそかわすてんどぐらす):札幌市

それまで気に入ったものがあっても、荷物になるので、買わずにいたんですが、こちらのブースのアクセサリーのデザイン&価格が気に入ったので、ピアスをゲットしましたぁ~。洋服でもアクセサリーでも、気に入ったものは、ずっと身に着けているタイプなんですよ。ピアスは気に入った3つぐらいをローテーションして使ってるので、4つ目の仲間が増えました。(^▽^;)

20090712_026細川ステンドグラス

27.工房 祥吉 (こうぼう しょうきち):札幌市

名刺はいただいてなかったんですが、立派なホームページがあります。プロに作ってもらったのでしょうかね...センスが良くて、すっきりしてとても見やすいです。トップページを更新すると、作品の画像が入れ替わります。10回ぐらいクリックしてみました。(*^▽^*) 黒釉や化粧土を使った作品が多いようですが、レリーフなども手がけているようです。化粧土の使い方は非常に参考になります。

20090712_027工房祥吉

28.アトリエO・N・O(あとりえおの):札幌市

出店者リストには「南区」とありましたが、愛知から初参戦だそうです。若くて、超美男子です。他のサイトの情報によると、「モデル出身で元俳優」だそうで、シェフ経験もあるようです。「一瞬サラリーマンやったことあったけど、合わなかったから陶芸家になった」というようなことも話してくれましたが、個性もあり、練りこみの技術もあり...と、多彩な才能の持ち主なんですねぇ~。初日に名刺を配りすぎて、なくなってしまったそうで、別の陶芸市のカードの裏に手書きで書いてくれました。(^▽^;) 写真右上のカップが気に入ったんですが、終了時間間際に買いに戻ったときには、すでに売り切れていました。船で帰るそうなので、荷物を少しでも減らしてもらいたかったので、お洒落なフルーツボウルをゲットしました。「また、らいね~ん。(=⌒ー⌒=)ノ~☆・゜:*:゜バイバイ゜:*:゜・☆ヾ(=⌒ー⌒=)」と、笑顔でお別れをしました。

20090712_028アトリエO・N・O

約30箇所、じっくりと廻ったところで、すでに2時間経過してしまいました...orz

あと、300以上も残ってるんですよ~!!!

2時からはロクロの実演もあるんですが、どう考えても全部見ることができません。

ロクロの実演は、去年と同じ「もみじ窯」の香西氏です。

実演は毎回楽しみにしているんですが、5時までしか時間がないんです。

仕方ありません、実演見学は諦めましょう。

どうよ、この計画性のなさ...

ここからは、特に気になったブースだけご紹介します。

120.ケイト・ポムフレット:由仁町

昨年も紹介していますが、ケイトさんの器は大好きです。色々なショップで取り扱っていますが、すぐにケイトさんの作品だとわかるほど個性的な器たちです。何度も手にとってみたんですが、お値段もそれなりなので、自分のためには、なかなか買えないですよねぇ...由仁町在住でカフェ&ギャラリー(土日のみ営業)があります。それほど遠くないので、今年こそホントに行ってみたいです。

20090712_120ケイトポムフレットBENNUGALLERY

141.アトリエHANA(あとりえ はな):江別市

今年の一押しは、「アトリエHANA」の平野英恵(ひらのはなえ)さんの作品です。2年前の(だと思うけど)北海道陶芸展 で新人賞を受賞されているので、独立されてからはそれほど長くないのかな~と思いますが、斬新なイラストと造形のセンスと技術の高さに、一気にテンションが上がりました。「ブログで紹介してもいいですか?」と聞いたら、「そういうの苦手だから、どんどんお願いします」とのことだったので、どんどん宣伝しておきます。

写真右上のマグカップは、オフィスワークに最適なデカさです。(^▽^;) いや~ん、ほし~い。

鮭やイクラなどのイラストを大胆に描いた器も素敵でしたが、「桃太郎」や「かぐや姫」などの昔話シリーズも夢があってとても素敵でした。

結局、自分用には何も買えなかったんですが、友達の出産祝いのプレゼントとして深めの皿と小皿を2枚だけ買ってきました。子供達が大きくなった時に使ってもらいたいな~と思いました。終了時間を過ぎているにも関わらず、親切に対応してくれました。

20090712_141アトリエHANA

147.しらおい窯 (しらおいがま):白老町

若くて美しい女性の作家さんがブースに立っておりました。写真右上のコーヒーカップ(彩色シリーズ)は、一目見て気に入りました。ブースのレイアウトにもこだわっているようで、展示台は今回新しく用意したものだそうで、流線型で素敵なデザインでした。こちらの作品の中には、使用済みのコーヒーの粉を作品の周りに敷き詰めて焼成する「珈琲焼」という技法を使ったものあるようです。コーヒー豆で焼いたカップで、美味しいコーヒーを飲んでみたいですね。写真ではちょっとわかりずらいんですが、左下のフリーカップの下に敷いているコースターは、皮でできているんですが、こちらも手作りだそうです。

20090712_147しらおい窯

179.陶房呑器 (とうぼうのんき):登別市

ブログランキングで見かけてから気になっておりました。少し値下げしてたのかな~と思うのですが、庶民派の私でも買える使いやすそうなマグを見つけました。でも、まだ一廻りもしていなかったので、荷物が増えると大変なので、事情を説明するとキープしておいてくれたんです。結局、終了時間間際に買いに走りました。陶器の温かさが伝わる器が多かったです。

20090712_179陶房呑器

194.taro-cobo (たろうこうぼう):札幌市

出店者リストには、「東区」とありましたが、現在は栃木県に在住されているそうです。何が気になったかというと、テーブルの上に何もなかったんですよ~。江別は初出店だそうで、これほど人が来るとは予想していなかったようで、初日でほとんど売れてしまったそうです。人間の心理というのは不思議なもので、何も残っていないと、どんな作品があったのかものすごく気になりますね。

20090712_194taro-cobo

199.風太郎(ふうたろう):名寄市

猫のオブジェや猫のイラストが描かれた器が中心です。一つずつ模様や表情が違って、ものすごくかわいいんです。だんなっちへのお土産としてタバコの火消しや自分用に画鋲などを買いました。手ごろなお値段なので、猫好きの方へのお土産にもぴったりだと思います。名刺いただいてますが、ブログやホームページはなさそうです。

20090712_199工房風太郎

218.ワイワイ本舗(わいわいほんぽ):江別市

3~4名の作家さんが共同で作品を出しているようです。ガラスを使ったアクセサリーが多かったんですが、特にに入ったのが、竹本亜紀さんの作品です。ご本人はこちらには来ていなかったんですが、ペイントした板ガラスを数枚重ね合わせて再度焼成し加工しているようです。「いいな~」と思うものは、お値段もそれなりだったので、自分のためには、なかなか買えなかったですね。また、来年。お金を貯めてきましょう。

20090712_218ワイワイ本舗

220.うらら工房 (うららこうぼう):札幌市

こちらも猫のオブジェが中心です。猫は大好きですが、今まではオブジェにはそれほど興味はなかったんですよ。今年は「絵付け」と「造形」が気になるんだな~と自分のツボみたいのがわかってきました。どれも可愛くて選ぶのに苦労しましたが、猫好きの友人へのお土産に1点購入してきました。
20090712_220うらら工房

231.砂川焼 無路陶房(すながわやき むろとうぼう):砂川市

お客さんでごった返していたのが、砂川市の「無路陶房」の長谷川氏のブースです。何とこちらは、全品半額という超特価セールをやっておりましたぁ~。陶芸家の器が半額で買えるというのは、かなりお得なんですよ。砂川は地元ということもあるし、奥様は以前から知っておりますので、いつも顔を出すんですが、今年はお話しする時間はほとんどなかったですね。

20090712_231無路陶房

245.ねんどMaMa (ねんどまま):札幌市

やっとアマチュアブースに入りました。時間はすでに3時半を回っておりますが、まだ1巡できていないんです。どう考えても時間が足りません。この辺りから、欲しいものはその場で買っていくことにしました。こちらはミニチュアの造形が中心で、猫やカエルがとってもかわいかったです。ブログでも作品を紹介されていますが、かなり小さいんです。手頃なお値段だったこともあり、猫さんを何体か買ってきました。

20090712_245ねんどMaMa

256.陶焔会 (とうえんかい):室蘭市

こちらは、陶芸サークル方々の作品のようです。アマチュア部門といっても、かなりレベルは高いので、プロとアマの境目はよくわかりませんね。写真右下の長~いお皿が気に入ったので、ちょっと重たくて荷物になるかな~と思ったんですが、その場で買ってしまいました。6,000円のお値段が付いていたような気がしますが、終了時間も近づいてきていたので、2,000円にまけてくれました。

20090712_256陶焔会

260.比呂窯(ひろがま):札幌市

女性3名で出店されているそうです。写真左下の器が気に入ったので、お揃いの柄のものを2点買いました。もともと、値段設定はそれほど高くないんですが、さらに値引きしてくれて大満足です。
20090712_260比呂窯

265.陶くれよん(とうくれよん):札幌市

掻き落としの花器やきのこのオブジェが印象的で、観葉植物付きの四角い器を買いました。かわいいお孫さんと一緒の撮影も快く了解してくれました。後日写真送りま~す。
20090712_265陶くれよん

去年紹介しているので、今回は写真撮影していないけど、お気に入りの作家さんがいます。いっぱいいるんですけど、今回お話できたところだけご紹介。

125.正和窯(せいわがま):長万部町

私のことを覚えていてくれるクールな作家さんです。無口な印象ですが、色々お話をしてくれます。新作を期待していたんですが、今年はまだほとんど動いてなかったようで、これからなのかな~。旭川にも出店するそうなので、また次回に期待。

183.nagomi*zu~なごみず~ :共和町

今年独立した若手の作家さんです。去年、アマチュアブースで見たときから、ずっと気になっていて、ブログもこまめにチェックしています。橋本氏のお弟子さんって皆ものすごくセンスがいいな~と思います。

ランキングでは近いところにいたりすることもあるんですよねぇ~。(^▽^;) 陶歴はそれほど長くないんですが、彼女の作品を見るとすぐにわかるほど、個性があります。今後も注目してます。

213.glass café gla_gla (グラスカフェ グラグラ):洞爺湖町

7月10日付けのブログにガラス作りの工程をかっこよく編集したPVがあったので、思わず「PV見ましたぁ~!!」と声を掛けました。洞爺湖に行く機会があれば、ぜひ工房に行ってみたいですね。

残り1時間というところで、プロブースでチェックしていた作品を買い求めるために、2巡目に突入したため、結局アマチュアブースは全部見ることができませんでした。o┤*´Д`*├o アァー、計画失敗。

我が家にやってきた里子たちは後日紹介するとして、北海道最大...そして、私の中でも最大のイベントである「えべつ やきもの市」も終わりです。5時過ぎても会場内をウロウロしていたため、5時のバスに間に合わず、結局5時半まで待つことになりました。(キ▼д▼;)トホホ・・

最終のセラミックアートセンター行きのバスに乗ったのは、私一人。

両手一杯の器たちに包まれ、楽しくて、有意義で、幸せな一日。

出店している全てのアーティストに感謝と尊敬の意を表したい。

20090712_おしまい
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