何度も書いていましたが「手づくりフェスタ in く・る・る」が無事に終了しました。前日から滝川周辺は、ものすご~い雪が降り、当日も朝から大量の雪が降り、除雪も追いつかないほどでした。このイベントの準備のために、いい雪が降った日も山に行くのを我慢したこともありました。今日はまさにそんな感じです。「なぜ、私はこうも天気に見放されるんだ?」と思いましたよ。
それでも友人が沢山来てくれたし、新しい出会いもありました。寝ないで準備をした甲斐もあったし、何だかんだで楽しいイベントになりましたので、記録を兼ねて当日の様子を紹介しますね。
私がこのイベントに出店するのは、今年で4回目になります。1回目は初めてということもあって、宣伝活動もがんばったし、知り合いが大勢来てくれました。東日本大震災の2日後でしたが、道路の雪はほとんどなくなっていたと思うので、来場者数もとても多かったように思います。ご祝儀で知り合いが買ってくれるので、初めての出店にしては売上もなかなかでした。
2年目・3年目は天気が悪く、客足もイマイチな感じで、目玉品がなくなった後はなんとなく活気がなくなるような感じでしたね。天気の不安定な時期のイベントってリスクが高いな~と感じるようになりました。そんなこともあってか、陶器を出店するお店はいつも2~3店はあるのですが、今年は私だけでした。どこも売れ行きがあまり良くなかったのかもしれません。
搬入は8時からでしたが、大雪で30分ほど到着が遅れました。しかし、去年の「えべつやきもの市」の経験もあり、スムーズに搬入やセッティングを済ませることができました。今回はこれまでの倍のスペース+講習ブースだったので、広々していてとても良かったです。今回持ってきた器たちはの数はきちんと把握していませんが、全部で100点以上はあったかな~と思います。まだまだ在庫はありますが、これまでの傾向からそんなに売れるとも思えないので、このぐらいにしています。
大きめの素焼きのキャンドルポットと本焼きまでした小ぶりなキャンドルポットはどちらも「500円」にしました。これまでに作ったポットの数を数えてみたら「140点」ほどになりましたが、facebookのお友達にプレゼントしたので、もうこれしか残っていません。全部並べて点灯式をしたら相当キレイだったと思います。パターンは全て違うので、輝き方も全て違います。さすがに穴を開ける作業にも慣れてきましたね。
定番のお皿、お茶碗、カップ&ソーサーも持ってきました。奥にも在庫が少しあります。
みち姉さんのプリザーブドフラワーのコーナーはこんな感じです。やっぱり、お花って癒されます。明るくなるし、キレイだし、とっても幸せな気分になりますね。
コラボしたキャンドルポットの台座にアレンジしてもらったお花がとてもいい感じになり、がんばってよかったと思えました。
講習スペースもキレイに準備できました。大人数の講習会もこなしているので、さすが手慣れていますね。準備は1時間ほどで終わり、オープンを待つのみです。会場はビルの地下なので、天気がどんなことになっているか全く分かりません。(^^ゞ
10時のオープンと同時にお客さんがドドーッと詰め掛けました。目当てはやはり滝川工業高校の学生さんが作ったフラワーハンガーやゴミステーションですね。あっという間になくなりました。
プリザーブドフラワーのアレンジ講座は、2,000円で好きな花器にアレンジできます。ホワイトデーのプレゼントにいいですね~。やっぱりお花をもらえると嬉しいですから。
再生粘土を使ったカップ&ソーサーはなかなかいい感じに仕上がりました。セットで「1,200円」です。クレイガンを使って、装飾をした片口碗は手に取って見る人が多かったです。結果的には売れ残ってしまいましたが、ちょっと変わったものがあると目を引きますね。
下の写真のカップは、ソーサーとセットで作ったつもりでしたが、別のカップとの組み合わせでソーサーの里親が見つかったので、このカップだけが残りました。去年もやりましたが、その場で自分用におろして、コーヒーを飲むという暴挙に出てしまいました。(笑)
しかし、この優しい白と薄いブルーの組み合わせが案外いい感じだったので、また作ってみようかなと思いました。やはり実際に使ってみないと、使いやすいかどうかはは分かりません。最近のカップに付ける取っ手はシンプルな平べったい形が多いんですが、持ちやすくてとても使いやすいです。
陶器を出店しているお店が他になかったこともあったし、知り合いが来てくれたこともあってか、なかなかの売れ行きでした。外の雪も落ち着いたようで、昼ぐらいになるとさらに人が増えてきました。
今回、告知は一切していなかったんですが「キャンドルポットの穴あけ体験」を考えていたんです。自分で好きなように穴を開けてもらって、焼き上がってから後日発送というスタイルです。
私がポットに穴を開けるタイミングは、削りが終わった後の半乾きの状態の時です。乾燥が進みすぎると、固くて力を入れなければいけなかったり、ヒビが入ったりするので、タイミングがうまく合わせられるか自信がなかったので、告知をしなかったんです。ものは試しにぶっつけ本番でやってみることにしました。
この穴を開けるタイミングや道具については、色々な人からのアドバイスを参考にして、素焼き後のポットにドリルやルーターなどの電動工具を使って穴を開けてみたりしましたが、案外時間がかかるので、手作業の方がキレイで速いと感じました。なので、私がいつもやっている方法で準備をしておきました。
早速体験してくれたのは、いつもサクラとして活躍してくれるピンさんですが、これがなかなか難しそうでした。穴のパターンには一定の規則をつけたほうがバランスが良くなるんですけど、穴を増やすとだんだんパターンがわからなくなっていくようです。のんびり穴を開けていると乾燥が進んでしまうので、ますます穴を開けるのが難しくなってしまいます。
穴を開ける道具(ポンス)は真鍮で出来ているので、ずっと握っていると手も黒くなってきます。これは気楽にできる体験じゃないと思いました。(笑)
それを見ていたちびっこが自分もやりたいというんです。実はこのちびっこもサクラの一人なんですけどね。(^^ゞ
大変な作業ですが、丁寧にがんばっていました。すると、この光景を見ていた小さい女の子が自分もやりたいと言いました。残念ながら準備していたポットがなくなってしまったので、その女の子の体験はできなかったんですけどね。
小さなポンスは先が鋭いので、子供には危ないかなとも思いました。クッキーの抜き型のような大きな型を使った方が、安全&簡単でいいかもしれません。
初めて企画した陶芸体験でしたが、色々な気付きがありました。自分はすっかり慣れてしまいましたが、素焼き前の粘土を扱うときの力加減がなかなか難しいのだと思いました。「自分が出来るように他の人が出来るとは限らない」ということを考えなければいけません。
ぶっちゃけ「ヒビ割れさせずに、100穴以上の穴を開けてくれたら500円差し上げます!」の方がよかったかも。
実際、この作業は時間もかかるし、指はカサカサになるし、手のひらも痛くなるので、穴あけのバイトをお願いしたいぐらいですから。 (笑)
2日ぐらいまともに寝てないし、山に行く恰好だし。(笑)
他にも色々な体験ができるようになっていますが、隣のブースで3Dプロッターの実演をしていたので、私もストラップを作ってもらいました。
2文字までしか入れられなかったので「み」の1文字にしました。
みち姉さんのアレンジ講座には札幌からお客様が来ました。お花のアレンジって、優雅でいいですね~。私の作った土台を選んでくれたんですけど、これは難易度が高そうです。
とても素敵に出来上がっていますね。
そして、今回はとても驚いたことがありました。オープンして間もない割と早い時間に若いご夫婦がやってきて、私の名刺を手に取って、こんなことを言い出したんです。
お客さん「この猫のイラストのマグが欲しいんですけど・・・」
みっちぃ「へっ?このニャンコのことを知っているのですか?ど、どこでこのニャンコのことを知ったんですか?」
お客さん「ブログで・・・」
みっちぃ「え~!! 私のブログを見てくれているんですか~!!」
ここで大きな問題が発生しました。今回はニャンコの絵が薄くて、売り物にする自分のラインに乗らなかったので、持って来なかったんですよ。まさか、ブログを見てこのニャンコを買いに来てくれる人がいるとは思ってもみなかったので、それはもう驚きました。
みっちぃ「どちらからいらっしゃったんですか?」
お客さん「札幌から・・・」
みっちぃ「えええ??? 札幌からナゼナゼナゼ????」
すでに頭は真っ白です。
お客さん「マグを買いに・・・」
みっちぃ「ひょえ~~~!!まさかあの化け猫を買ってくれる人がいるなんて!!」
まぁ、こんな感じで、軽いパニックに襲われました。
自分の中の販売ラインに乗らなかったものは、プレゼントするか、自分用にするか、廃棄するかのどれかになるので、送料だけいただいて、プレゼントすることにしました。まさか、このニャンコを気に入ってくれている人がいるとは思ってもみなかったし、札幌からお客さんが来てくれるなんて、信じられません。いや~、これはすごいことですよ。
さらに、午後からは、女性のお客さんが来て、また衝撃の言葉を口にしたんです。
お客さん「えべつやきもの市で買ったのが使いやすかったので、同じような感じのを買いに来たんです。」
みっちぃ「え~!江別で買ってくれたんですか~。わ~嬉しい。(*^-^*) ありがとうございます。どちらから来たんですか?」
お客さん「江別です。」
みっちぃ「へっ? 江別からですと?」
お客さん「湯呑みを1個買ったら、1個サービスしてくれて・・・一緒に買ったお皿もとても使いやすくて・・・」
また軽いショック状態になりました。しかもお皿やカップ&ソーサーをたくさんオーダーしてくれました。
江別で出会った里親さんがこんなところまで買いに来てくれるなんて、夢にも思ってなかったですよ~。
苦節8年、諦めなければ何とかなるもんです。
ぐるっと会場内を一回りして、写真を撮っておきました。毎年、手づくりのクオリティの高さに驚きますが、今年も色んなお店が出店していました。
チャリティマーケットに出品した小さなキャンドルポットはすでに完売したようです。売上金は「そらぷちキッズキャンプ」に寄付されます。
フレンドシップキルトも増えてきました。天気のリスクや準備期間の確保が難しいし、他の計画もあるので、来年からの出店はやめようかなと思っています。
毎年足を運んでくれる人、ブログをチェックして来てくれた人、差し入れを持ってきてくれた人、里親になってくれた人、今年も沢山の人の支えがあり無事に終了しました。
もっとパワーアップして、次のステップに進もうと思います。ありがとうございました~。(*´▽`*)