手づくりフェスタ in く・る・る

この記事は約4分で読めます。

昨年に引き続き、2度目の出店となるイベント「手づくりフェスタ in く・る・る」が無事に終了しました。たくさんの方が応援に駆けつけてくれました。ありがとうございました。

2012031124

最初はネタとしか思えないほどの不器用さで、笑うしかないほどの出来でしたが、土に癒されながら、陶芸の奥深さに魅了され、どんどんのめり込んでいきました。道場破りのようにあちこちの陶芸教室やサークルに出入りしたので、何度も先生が変わり、窯が変わりました。同じ粘土、同じ釉薬を使っても、窯の状態によって色の出方は違ってくるので、以前出せた色が出せなくなることもあります。

ロクロの練習をするだけなら、削り終わってから土に戻すことができるのですが、イメージした色を出すためにはたくさん焼いてテストしてみないといけません。すると、もう粘土に戻せない器たちがどんどんできていくのです。変な色だったり、猛烈に重いものは、自宅用で使うこともできますが、実際のところそんなにいらないので、どんどんたまっていくんです。(汗)

コンテナに無造作に積み上げられた器を見ると心が痛むんです。モノが余っている時代なのにこんなに作ってどうするんだろうと考えることもあります。去年、里親が見つからなかった器たちを思い切って処分しましたが、自分の体重をはるかに超える重さになっていました。

同じ粘土を使って同じように作ったつもりでも、ゴミになるか、使える器になるかは、いつも紙一重なのです。自分ではまるで納得がいかないものでも、気に入ってくれる人がいたりするので、こうしたイベントに出品することで里親が見つかるかもしれません。

初めての出店では、知り合いが駆けつけてくれ、ご祝儀として買ってくれたりします。実際、去年は事前にハガキを作ったり、ブログで宣伝した効果もあったのか、予想以上の売れ行きでした。

問題は2年目からです。去年は250点ほど持っていき、半分ぐらいは残ったと思います。数が多いと準備するのも片付けるのも大変なので、今回は100点ほどにしました。ディスプレイすると、それなりに格好がつき、裏に在庫も少しあるという状態です。

2012031107

作品の説明を書いたメッセージカードも新しく作り直しました。切れ味のいいカッターがなかったので、ギザギザはさみでカットしています。

2012031122

オープン前の会場の様子です。関係者だけでもかなりの人数がいます。どのぐらいのお店が出店しているのかは数えていませんが、残念なことに今年のフレンドシップキルトは飾ってなかったんです。あまり集まらなかったのかな~?

2012031110

オープン前からたくさんの人が並んでいました。きっとお目当てのものがあるんですね。オープンと同時にどどど~~~っと人が押し寄せてきました。こうしたイベントに訪れるお客さんは手作りの作品に興味がある人、知り合いが出店している、目玉商品目当てという人が多いと思います。

2012031118

10時半を過ぎても、誰も私のお店に近寄ってこないんですけど、まぁ、焦っても仕方ありません。陶器専門のお店は私を入れて、3店ありました。お向かいは私と同じ砂川からやってきたた「豆豆」さんです。以前、突撃訪問したことがありましたが、浮浪工房(内海先生)の窯を使っているそうです。

2012031119

私のブースの裏側は、新十津川の「陶房大谷」さんです。プロです。搬入の様子を見ていましたが、さすがに手慣れている感じでした。持ってきている作品の数も少なめでしたが、後半はかなり減っていたと思います。

2012031114

私の器のお値段は、500円、750円、1,000円、1,500円の4種類で設定しました。値段付けはとても難しいところなんですが、自分で仕入れている粘土もあるので、器の大きさや重さには比例していません。材料代+焼成代+手をかける回数を考えて出しています。

使ったときのイメージがしやすくなるので、一人用の食器セットを作ってレイアウトしてみました。

2012031127

こちらは白を基調にした洋風な感じです。飯碗、メインのおかず用の器、サブのおかず用の仕切り皿、大きめのマグカップのセットで、3,000円になります。メインのボート型の器にはパスタ、飯碗にはサラダや温野菜などもいいと思います。

2012031130

軽食コーナーです。最後までナポリタンが残っていたようですが、値下げして完売したようです。なかなか商売上手でした。(汗)

2012031109

その他、たくさんの手づくりのお店がありました。全部写真を撮ったわけではないんですが、皆さん色々作ってるんですね~。

2012031113

2012031112

2012031111

ブログを見てくれた生徒さんなどもたくさん来てくれて、持って行った器たちの半分ぐらいは里親が見つかりました。思ったよりも飯碗の売れ行きがよかったです。私の飯碗はとても軽いんですよ。軽い粘土を使っているシリーズもありますが、普通の粘土を使ったものでもかなり軽くなるように仕上げています。

今回、一番単価の高かった片口の大きな器は、一つも売れなかったです。スープカレーを入れるのにいいな~と思って作ったものですが、大きくて深さもあるので、麺類でもいいと思うんですけど、大きな器は収納スペースも取るので、微妙なんですよね。

2012031120

今年は陶友会でこうしたイベントに参加する計画もあるようですので、またどこかに出没するかもしれません。毎年目標にしている「えべつやきもの市」への出店も考えています。出店費用が高いんですが、北海道のあらゆる作家の作品を一度で見られる機会なので、勉強のためにも参加したいですね。

これからの時期は、転勤や独立などで、新しい器が必要になるかもしれません。手づくりの器はとても優しくていいですよ。在庫ありますので、よろしくね。(汗)

タイトルとURLをコピーしました