灯油窯焼成では、旭川の「一路窯」さんの窯を借りています。こまめに温度をチェックして、火力や酸素量を調整する必要があるので、電気窯のようにオートというわけにはいきません。基本的にその場を長時間離れるわけにはいきませんが、焼成の合間にご主人が穴窯を見せてくれたので、このエリアの紹介をしていきます。
一路窯さんのギャラリーです。不在のときには鍵が掛かっているので、ギャラリー見学は事前に連絡をした方がいいと思います。
少し離れたところに穴窯があります。数日後に穴窯焼成するそうなので、窯詰めなどで今はとても忙しい時期なんですが、私の予定も入れてくれたので、ご主人も奥さんも大忙しです。窯出しの時にお茶会をされるそうで立派な庭もできていました。池もあって金魚も泳いでいるんですよ。
私もこちらの穴窯で何度か焼いてもらったことがありますが、穴窯は大量の薪を使って焼く、原始的な方法です。好みが分かれるところですが、完全な一点モノになります。
窯詰めの最中です。この中に入って、隙間なく詰めていきます。
外には大量の薪が用意されています。
穴窯の他に簡易ピザ窯もあるんですが、ご主人に作り方を伝授してもらいました。レンガとブロックを積み重ねた簡単なものですが、使わない時期には片づけられます。作り方を教えてもらうためにまずは撤去します。
ブロック6個の上にレンガを敷き詰めます。
棚板の大きさを確認します。この棚板は陶芸で使っているもので、熱が伝わりやすくなっています。
レンガを積んでいきます。棚板の左右に空間があると熱を通しやすくなります。焚口になる正面の部分は開けておきます。
レンガを立てて配置して、薪や炭を燃やすスペースを作ります。
さらにレンガを積んでいきます。レンガの長さが交互になるように積んだ方がいいそうです。半分のサイズや4分の1のサイズのレンガもあるとピッタリはまります。レンガをカットするときは、ダイヤモンドカッターを使います。
棚板の上で直接焼くと、熱が伝わりすぎて焦げてしまうので、レンガを置きます。ここでピザを焼きますが、ピザ用のパンや焼き網を使わなくても、アルミホイルを敷けば大丈夫みたいです。
蓋は農業用で使われる暗渠(あんきょっていうのかな?)を半分にカットしています。左右の空洞はレンガで塞いでおきます。
ピザを焼くときは正面の焚口もレンガで塞ぎます。ピザを焼くときは400度ぐらいで焼くといいそうです。温度計はamazonで1,400円ほどで買えます。
ちょうど、レンガが余っていたので「五郎さんち」でピザ窯を作りたいねと話をしていたところでした。棚板と暗渠を安く分けてもらったので、イベントが終わったらすぐに取り掛かれそうです。トマトとバジル植えて、ピザ生地の作り方覚えなきゃ~。
一路窯は極めて美瑛よりの旭川にあります。「ウッディ王国」という敷地内にあり、この王国にはログハウスが沢山あるんですよ。
この高床式のログハウス欲しいな~。400万円ぐらいするそうです。器たちの売上金では買えないな。(笑)