個展開催にかかる費用

この記事は約3分で読めます。

「灯の杜」に来てくれたごく親しいお友達に「これ、全部で幾らかかってるの?」と聞かれることが多かったんですが、個展開催について興味を持っている人も多いようなので、今日はお金の話を少ししたいと思います。

灯の杜ポスター

展示会の形態には「個展」や「企画展」などがあると思います。

「個展」の場合、会場探しから始めて、作品の制作費に関してはもちろんですが、あらゆる経費は全て自分持ちになります。あったりまえの話ですが。

数人のグループで行う「グループ展」ならば会場の借上料や広告宣伝費など、共同でかかる部分はシェアできますね。

主催者が別にいる「企画展」に作品の展示を依頼された場合は、会場費などは主催者側が負担してくれると思いますが、ひょっとすると会場費や広告宣伝費の一部を「出展料」として負担することがあるかもしれません。

私の場合は「個展」なので、全部、自分持ちでした。展示する作品については、自分のものだけではなく、お友達にも協力してもらいましたが、展示にかかる備品については全て私が負担しています。

私は見かけによらず、お金の出入りに関してはきっちり管理している方で、家計簿は1円狂わずつけているし、科目ごとに分析して、年間どれぐらいの費用が掛かっているかを把握しています。昔から貯蓄よりも自己投資にお金を掛けるタイプなので、自分のスキルを磨くために必要なものならば、多少高くても買ってしまうので、貯金はほとんどありませんが。(笑)

今回の個展については、今年の目標にしていたからだけではなく、ずっと前から考えていたことでした。

ちょうど5年ほど前から私の器たちを買ってくれる人がポツポツといて、その売上金を陶芸専用口座に貯蓄していました。普段、その口座に手を付けることはありませんが、大きなイベントに出展するときは、出展料や焼成代などでまとまったお金が必要になるので、そこから引き出して資金にしていました。

今年は「えべつやきもの市」に出店し、その後、先生からロクロを買ったり、さらに(ここでは書いてないけど)アトリエの整備に少しお金が掛かり、貯金残高は10万円ほどになりました。

というわけで「灯の杜」の予算は「10万円」に設定しました。

そして、かかった経費の内訳はこちらです。

経費内訳

LEDキャンドルなどは去年買ったものを使っているので、今回の集計に含めていませんが、ギリギリになってからイルミネーションを追加したり、名刺用紙を買ったりして、ちょっと予算オーバーしてしまいましたが、かなりがんばった方だと思います。陶芸と写真の展示の他に、展示台やイルミネーション、広告宣伝に掛かる費用を全てひっくるめての話ですからね。

これまでの経験から、陶芸に掛かる費用はそれなりに計算できるし、どれぐらいで準備できるかも予想できますが、写真に掛かる費用が大きいことがよくわかりました。額縁とプリント代でかなりのウェイトを占めています。展示する時も大変だったし、とてもいい経験になりました。

木工については、五郎さんの人件費が含まれていないし、五郎さんが持ち出してくれた資材があるので、五郎さんが身を削ってくれている部分が大きいです。

この他、移動にかかった交通費も含まれていません。パジェコはよく食べるので、実際には交通費が結構大きいかなと思います。(笑)

私は陶芸家でもないし、写真家でもありません。でも、自分のイメージしていることを表現するための「アイディア」と「行動力」を持っています。そして、一番の強みは「人脈」なのだと思いました。

私のやりたいことを応援してくれる人がいて、そういう人たちが一生懸命支えてくれています。迷惑掛けっぱなしだけど、それでも私に関わっていたいと思ってくれる人がいるなんて、最高じゃないですか~。

「また、来年もやって」と言ってくれる人は多いのですが、陶芸貯金はマイナスになりましたので、しばらくはやらないと思います。(笑)

タイトルとURLをコピーしました