好きなことをやり続けて、少しだけ世の中の役に立つことを。

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11月1日〜11月30日までの1ヶ月間、地元の「カフェ・ポレポレ」さんでの個展が始まりました。ブログでは広報活動をほとんどしていませんでしたが、これまでのイベントに来てくれた方にはハガキでご案内を送っています。インターネットが普及し、スマホがあれば何でも情報が得られる便利な時代になっていますが、私から届くハガキを楽しみにしてくれる人もいるので、このスタイルだけは変えたくないと思っています。

今年は山とヨガをテーマにした余白のあるデザインにしました。イベントの案内などは読めないぐらい小さいのですが。^^;

 

デジタルでの情報発信は便利だし、早いし、お金もかからないので効果的だと思いますが、そもそも何故私は時間とお金をかけて個展をやるのか?という所に戻るわけです。

私は陶芸家でもなければ、登山家でもありません。写真に至っては、歩いているついでに撮っただけという素人です。何もかもが中途半端な状態ですが、ただそれらが好きだから、続けているだけのことです。

40代半ばになりましたが、身体面では20年前よりも健康ですし、体力もあります。精神的にも安定していて、バランスがいい状態だと思います。

登山を始めてから、歩いた山の情報や感じた思いをアウトプットする癖がつきました。自分のために始めたことですが、それが誰かの役に立つようになったり、私の作ったマグを喜んで使ってくれる人が増えてきました。

晩秋に行う個展のことを「一人文化祭」と呼んでいますが、陶芸と登山を通じて、感じた世界を表現して、世の中の役に立つことができればいいなというスタンスで落ち着いています。

晩秋の本格的な個展は今回で3回目になります。2014年のアルテピアッツァ美唄、2018年の太郎吉蔵、そして今回です。他にもキリマンジャロ報告会など、スライドトークをメインとしたイベントなども行いました。

陶芸に関しては、粘土の塊から使える器になるプロセスがとにかく楽しくて、最初の頃は、上手いとか下手とかそんなことはどうでもよくて、とにかく焼きまくっていました。粘土に触れることで体の中に溜まっているものが浄化されるような感じになりました。

どんな色が出るのかワクワクで、モノづくりの楽しさ、手作りの良さに目覚めました。しかし、大量に焼き上がった不燃物は「ゴミ」としかいいようのないものも多かったです。何十キロ処分したか分からないですね。

そして、登山を初めてからは、命を繋ぐための最低限の装備について考えさせられました。今年からはUL(ウルトラライト)に転向するため、装備を見直すようになりました。

「新しいモノを作り出すこと」と「持ち物を極限まで削ること」をしているのです。

自分で使う以上のモノを作り出す以上、使ってくれる人を探さなければいけないと思っています。

本日、搬入&ディスプレイに行ってきました。

展示している写真については、これまで撮りためた大雪山の写真からお気に入りを厳選し、108点(36点×3回)を展示する予定です。展示替えは10日サイクルになると思います。

今年の一人文化祭は私を育ててくれた大雪山への恩返しのために企画しました。

陶器と写真の収益金のうち30%は大雪山の登山道整備のため「NPO法人かむい」さんへの寄付金となります。

ご来場アンケートを用意しています。入林届を出してください。

長い道のりではあったけれど、好きなことを続けてきて良かったと思います。

土曜日の午後からは貸切イベントを行います。お席に空きはありますので、当日飛び込みでも参加できます。有料(1,000円)ですが、記念品とコーヒーを用意しています。

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