北海道に梅雨がなかったのは過去の話で、ここ数年は毎年梅雨のような時期があります。今年は特に変な天気で、6月中旬が一番夏らしかったような気がします。その後、長雨だったり、蒸し暑かったりと、湿度に弱い北海道民にとってはかなりダメージが大きいです。私は夏になると山に登るので、天気のいい日はほとんど山で過ごしているし、山の上で泊まるスキルも身に付いてきたので、週末になると昼夜を問わず雲の上に居ることが多くなりました。
雨の日でも山に登る人はいますが、天気が悪いとリスクは何倍も高くなるので、そんな日はおとなしく粘土いじりをします。天気や気分によって、選べる趣味があって良かったな~と思います。
先週作り始めた「みやさん」からのオーダー品。乾燥のタイミングを合わせてもらうように昨日のうちに電話をしておきましたが、あまりの湿度の高さでまだ削れる状態になっておらず・・・外に出してみるも無風で2時間ほど置いてみましたが、ダメでした。削りの行程はとても重要なので、ここで焦っては元も子もなくなるので、次回に持ち越すことにしました。みやさん、待っててね~。
窯の中を覗いてみると、先週削っておいた風鈴とマグの素焼きが終わっていたので、絵付けをすることにします。
風鈴は夏らしく「呉須」で。釉薬を掛けるものは1つぐらいで、その他は焼き締めでいこうと思います。「舌」はハート型やプレッツェル型など、前回とはちょっと違うものを作ってみました。
マグは、陶芸用のクレヨン(っていうのかな?)を使って、適当に絵付けしました。前に使ったときは、色が薄すぎてダメだったので、少し濃いめのものを選びました。粘土は真っ白に焼き上がる「上信楽土」を使っているので、綺麗に発色する予定です。釉薬を掛けた時に、クレヨンを塗った部分が弾いてしまい、ピンホールにならないかとちょっと気になりました。
取っ手が取れてしまっていた小ぶりなマグは、焼酎カップに変身させることにします。ちょうど1週間前に山友から頼まれたので、きっとそのために取っ手が自ら取れてくたんだろうな~。常に前向きな私。サイズ的にもちょうどいいので、案外いい感じになると思います。
午後からの講座に空きがあればそのまま入ろうと思っていましたが、あいにく満杯だったので、午前中で終了し、翌日のプチ旅行の下見に出ることにしました。雨でも楽しめる近場の穴場スポットを巡るために気になっていた「かぜのび」にやってきました。ここは新十津川町にある彫刻家・五十嵐威暢氏のギャラリーです。
入口は3箇所あったと思います。どこから入ろうか悩みましたが、一番怪しい真ん中から入りました。ここは閉校になった吉野小学校の校舎を改装して作られています。
白く明るいこの部屋が気に入りました。被写体がいればとてもいい雰囲気で写真が撮れると思います。壁には粘土で作られた作品がびっしりと貼られています。制作の様子を収めたビデオが流れていましたが、大胆な作品作りの様子が分かりました。
ちまちま粘土と格闘している私と違って、大胆ですね。いいな~。
こちらは木なのかな?
広々とした空間にオブジェが点在しています。
こちらは入館料がかかります。月曜日・火曜日は休館です。11月~4月までの雪が降る間は休館になるようです。
旧校舎を利用したギャラリーは他にも沢山ありますが、登山やイベントに絡めながら、これからも色々見て行きたいと思います。色々な方の作品を見るのはとてもいい刺激になります。