陶芸歴は結構長いんですが、ものすごく不器用だし、飲み込みも悪い方なので、最近習い始めた人にもどんどん追い越されていきます。それでも、私には私の世界があるし、私にしかできないこともあると思うので、自分がいいと思うものを作っていきたいと思います。
しかし、未だに初心者レベルの失敗も沢山あって、本当にダメだなと思うこともあります。赤いラインを入れているので、よく分かると思いますが、口が平行でないんです。これは、削りの時に湿台にうまくセットしていなかったこともありますが、そもそもロクロ挽きもちゃんとできていないし、その前に菊練りがうまく出来てないんだろう…と思います。粘土がきちんと練れていると挽きやすいし、削りやすいし、全ての過程において、スムーズにいくんです。
結局、基本に戻るんですけど、やっぱり「菊練り」が鍵なんだと思います。こんな風に無駄なことを何度も繰り返して、少しずつ成長していくのかな~と広い心で向き合ってます。
「向き合った時間は裏切らない?」 いえいえ、結構裏切られますよ。
次はこれ。数週間前に自宅に持ち帰ってみたけれど、結局何もしないで、持ってきた小どんぶりですが、カビが生えていたので、サッと水に潜らせたんですよ。粘土は生きているので、保管している間や成形段階で、カビが生えることはよくあるんですけど、1,200度以上で焼くので、焼き上がった器には影響ありません。すでに乾ききっていたので、そのまま棚に乗せればよかったんですけど、見た目がちょっと気になったので、水に潜らせたんです。(^▽^;)
それを急に乾燥させたら、ヒビも入りますって。あと7点残っていますが、まだ被害が出てくるかもしれません。この段階ならば、また粘土に戻せるので、またやり直せばいいんです。
こちらは黒粘土を使ったお茶碗。ピントが後ろに合ってるし。(^▽^;)
それなりにうまくいったのが、大きめのスープカップ。こちらも黒粘土を使っています。せっかくの黒なので、今度こそ化粧土を掛けて、掻き落としをしようと思います。
取っ手は相変わらず雑ですが、曲がらないように気を付けています。
思い出すとキリがないほど失敗してますが、一番衝撃的だったのはやっぱり「お地蔵さん」かな。陶芸を始めたばかりの頃は、自宅で毎晩のように手ロクロで作ってましたが、造形は向いてないと思い知らされました。
2007年2月、衝撃的な夜だったな~。勿論、焼かずに粘土に戻しました。(笑)
また、お地蔵さん作ってみようかな。(^▽^;)
コメント
お久しぶりです。全く同じことで悩んでいました。菊練りがちゃんと出来てないみたいです、私も。(今さら!)湯呑を作った時に口台のすぐ上がねじれているのも気になります。殺し方が足りないのかもと先生に言われました。
先生の言うことも聞かず自己流でやってきたせいですね。
作った器の行き先が無かったのであまり作らないようにしてきましたが、妹が全部引き取ってくれそうなのでこれから暖かくもなるし、ジャンジャン作りたいと思います。また、色々見せてください。
お久しぶりです。
今更ながら思いますが「菊練り」って本当に大事ですよね。色んなことを経験して、結局原点に戻るんだと思います。
土殺しもですね。ロクロ挽きで芯が取れなければ、その先ずっと取れませんよね~。
しっかり殺さないと。(笑)
とにかく基礎だけやっている人は、1年で見違えるように成長しています。
私も菊練りからやり直しです。