穴とアナの日

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6月14日(土)~15日(日)は、新十津川陶芸まつりですが、あいにくの空模様でとても寒いです。毎年、2日間のうち1日はとても天気が悪いような気がしますね。(^^;

今年も私の師匠でもある屯田窯の清水先生のロクロ実演があります。今年はTV放送されるようですが、先生のロクロさばきは本当に見事です。陶芸に興味のある人には是非見てもらいたいですね。

私はここ2日間で制作に関しては最後の追い込みになるかなという感じです。先週挽いておいたカップたちを削りますが、湿台を使って削れるものもあれば、そうでないものもあり、かなり苦戦しました。今日削れそうなハート形のカップは5つあったんですけど、全部削り終わるまでに1時間ぐらいかかったような気がします。

何とか失敗せずに削れましたが、このハート形カップにはポンスで穴を開けていくんですけど、ここで1つ失敗しました。キャンドルポットでかなり慣れたつもりでいたんですけど、口に近い場所に穴を開けるのにはリスクが伴います。5つ作って1つ失敗というのは、歩留まりが悪すぎます。右側の3つは取っ手を付けずこのままフリーカップにしていきます。

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この穴、何のために開けたか分かりますか? デザインも兼ねているんですけど、きちんと使い道があるんですよ。

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こんな風(↓)にストローがさせるんです。私は毎日飲むヨーグルトを飲んでいるんですけど、いつも小ぶりなマグを専用にして使っているんですけど、そのうち色んなアイディアが浮かんできたんです。温かい飲み物をストローで飲む人はいないと思いますが、ヨーグルトに限らず、牛乳とかジュースといった冷たい飲み物はストローで飲みたい人って意外と多いような気がします。女性の場合、口紅がカップの縁に付くのがちょっとイヤとかね。

つーことで、高さがあってストローがさせるのを作ってみようと思いました。ここまで変形させたついでに反対側は片口にしているので、ピッチャーとしても使えます。陶器なのでそれなりの重さはありますが、カップを持ち上げられない子供やお年寄りにも案外いいかもしれません。本焼きすると真っ白に焼き上がる上信楽土を使っているので、白と牛柄の2種類をリリースしようと思っています。乾燥が進んでいなくて削れなかったものがまだあるので、もう少し増えるかな~。

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背が低くて丸いのには、取っ手を付けています。取っ手付きもなかなか可愛いかも。つーか、完全にピッチャーだな。ちょっと違うシリーズも考えてます。

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悪い知らせもあります。先週、乾燥棚に乗せておいたスープカレー皿の1つにヒビが入りました。底の厚みが問題だったようです。素焼き前なので、粘土に再生します。

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後付け高台のお皿は、反り返ってしまいました。素焼き済みなので、このまま焼くしかありません。本焼きで奇跡的に平らになることもありますが、これは多分ダメじゃないかな。後付け高台は難しいです。(泣)

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午後からは予約がいっぱいだったので、午前中で終了しました。新十津川陶芸まつりに行く時間があったんですけど、寒かったので止めました。明日天気が良かったら覗いてこようかな。

今日は、東京で自由に暮らしている妹が仕事で北海道にきたので、ファクトリーのユナイテッドシネマで「アナと雪の女王」をスーパーレイトショーを観てきました。この時間は、2Dの吹き替え版のみでしたが、声も歌もとても良かったです。エンディング曲にもなっている「Let It Go」は、映画の中で出てくる松たか子バージョンの方が好きかな。とても透き通った声で素敵ですね。

深夜に映画館で映画を見るのって、なかなかいいもんです。

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