削りのタイミング

この記事は約2分で読めます。

今日はたくさん削りがあるので、ほんのちょっとだけアクセル踏んだら、後ろを走っていたのが覆面だったという悲惨な幕開けとなりました。やきもの市の申し込みをしたその日がコレなんて、出鼻をくじかれた感じですけど、前進しすぎたので、少しペースを落とせというお告げなんでしょう。

ロクロ挽きした作品はたくさん水分を吸ってとても軟らかい状態です。ゆっくりと乾燥させてから削りますが、この乾燥具合いがちょうどいいと、あっという間に終わるし、仕上がりがとても綺麗です。陶芸教室ならば削りやすい状態に管理してくれるし、自分の工房があるならばマメにチェックできますが、週に1度のサークルの場合はそうもいきません。しっかり蓋が閉まる発泡スチロールで保管している場合は、1週経ってもほとんど変わっていないし、温度や湿度によってずいぶんと違います。粘土の管理は本当に大切なことです。

どうしても削ってしまいたいときに登場するのがドライヤーですが、本当は使いたくありません。表面だけはすぐに乾きますが、中はまだ軟らかいので削りカスはボロボロして、スキッと削れないんです。

wpid-DSC_0860

10個ありましたが、動揺していたせいか、2個失敗しました。たったコレだけなのにずいぶん時間がかかってしまい、先週挽いたマグには手を付けられませんでした。内側もあまり美しくないので、化粧土を掛けるため持ち帰ることにしました。

wpid-DSC_0862

残った時間で一輪挿しを挽いておきました。口の窄まったものは、大きさに関係なくうまくいきません。見た目よりもずっしり重たくなってしまい、いつまで経ってもレベルが上がりませんね。

wpid-DSC_0861

持ち帰ったお茶碗に化粧土を掛けていきます。ズブ掛けすると化粧土の水分で破壊することもあるので、筆で塗りました。化粧土は釉薬とはまた少し違う質感になり、優しい雰囲気になるので好きですね。残っていた粘土を混ぜ合わせたミックス粘土なので、どんな色になるかはお楽しみです。御影土が混ざっているため焼き上がるとブツブツが出てくるので、食器としてはあまり好まれないかもしれません。

wpid-DSC_0868

 

タイトルとURLをコピーしました