陶芸にかかる費用

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粘土や釉薬は自分で仕入れることはありますが、窯元ではないので、作品を焼くときは陶芸教室(伝習館)かサークル(陶友会)で焼いてもらいます。窯をいっぱいにしてもしなくても1回にかかる電気代は同じなので、たいてい満タンになるまで焼いてくれません。伝習館では陶芸体験が増えてくるとかなりペースが上がってきて、月に2~3回本焼きをすることもあります。冬期間は体験もほとんど来なくなるので、2~3ヶ月に1回ぐらいのペースになります。

私の作品が多すぎて、窯を占領したこともありましたが、焼き上がった作品の重さに対して支払いをしなければいけないので、これがなかなかの出費となります。それでも、粘土代や焼成料、教室使用料など丸ごとひっくるめた1年間の出費は、12万円前後なので、月平均すると1万円ですね。これを高いと思うかもしれませんが、私にとって陶芸は精神的にとてもいい効果があります。多趣味といわれることもありますが、私がずっと続けているものといえば、「山」と「陶芸」と「パソコン」です。

タバコも吸わないし、交際以外ではお酒も飲みません。あれだけ好きだったソフトクリームも必要なくなりました。ギャンブルもしないし、高級ブランドのバッグも持っていません。パソコンは相当古くても使いこなすし、あらゆるデバイスを隅から隅まで使い倒します。それが自分にとって心技体のどれかに必要で、身に付けておくと将来役に立ちそうなものであるかどうかが決め手になっているようです。40歳になったら「料理」と思ってますが、あと半年でスイッチが入るとは思えないな~。ははは~。

最近は「合理主義」と言われることも多いですが、「やってみたけど、ダメだった」こともいっぱ~いありました。それはそれで経験しなければ分からなかったんだから、いい経験だったと思います。難しいのはダメだったことを諦める時期ですね。引き際って難しいと思います。

趣味だから続けられることもあります。私が陶芸で生計を立てようと思ったら絶対にやっていけません。実際、プロの陶芸家でも副業をしている人がたくさんいるんですから。でも、これからも陶芸はずっと続けていくと思います。そんなにお金もかからないし、力も要らないし、指先を使うので老化防止にもいいし、なかなか思うようにいかないから面白いし、ひょっとしたら誰かが気に入って買ってくれるかもしれません。技術を身に付けられて、いくつになっても続けられる趣味っていいですね。

あ~、長くなっちゃったな~。

今年は7月の「えべつやきもの市」に出店することを決めたので、それに向けて急ピッチで準備を進めています。最終的な窯出し希望日を伝えておいて、逆算して予定を組まなければいけません。スケジュール表を作って、教室のホワイトボードに貼ってもらっておきました。あとは、誘惑に負けず、予定通りに作業を進めるしかありません。成形はあと1ヶ月で終わらせて、その後は絵付けや薬掛けといった作業のみになります。あれれ、間に合うのかな~?

削りはタイミングが決め手です。ちょうどいい時は、プロが鰹節を削るようにスキッと削れるんですが、今日はバッチリでした。軟らかい粘土と格闘するぐらいなら、もう1週間置いて、他の作業に切り替えた方が絶対に効率がいいですね。

タイミングばっちりでスッキリ削れた!

1つ失敗しましたが、大きなマグには取っ手を付けておきました。オフィスワークのお供に最適なビッグサイズです。ビアジョッキとしてもいいと思います。

でっかいマグ

乾燥の基本はじっくりが一番いいと思いますが、もう少し乾燥を進めたい時などは、外に出して風に当てるといいです。直射日光に当てると、乾燥が進みすぎたり、表面だけ乾いてしまうので、風が通る日陰などがいいですね。そのままの向きで置いておくと、口(上)の方から乾いてくるので、逆さまにして、高台部分がちょうどいい硬さになるようにします。

風に当てて乾燥させます

水曜日にサークルで作った花器もここで削ってしまいました。サークルにはちょうどいい湿台(シッタ)がないんです。マイ湿台作らなきゃ~。これもタイミングがよくて、あっという間に削れました。

持ち込んだ花器を削り、持ち帰る

新作のイメージも湧いてきました。準備期間はあまりありませんが、がんばっていきましょう。

 

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