定番の器作り

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陶芸はとても好きですが、技術的にはまだまだ足りないし、完全にアマチュアなんですけど、商品のプロデュースやマーケティングにはとても興味があるので、イベントなどに出店するときは足りない技術を補うために色々と戦略を立てるようにしています。つーか、そもそも値段の設定が安いので、これが本業だったらやっていけませんけどね。(^^ゞ

売れ残った器はオンラインで売ろうと思っていたので、ECCUBEを使ったショッピングサイトも作ってみたんですけど、店開きはずっと先になりそうです。

えべつやきもの市で、私の器は主婦層に人気があったように思います。「手作りの器は好きだけど、そんなにお金は出せない」という若い主婦層に受けが良かったし、ベテラン主婦層には「シンプルなのがとてもいい」といってもらえました。子育てに追われている主婦や、仕事と家事を両立するキャリアウーマンは、とにかく忙しいんです。サッと作ったお料理が見栄えする器はとても使いやすいと思います。

私も毎年いくつかの陶芸市を見に行きますが、好きな作家さんの器は欲しいけど、高価なものはなかなか買えないんです。大きいお皿は収納スペースを取るし、すでにあるもので間に合うので、買うとすれば作家さんの個性が出るカップ類や手頃な価格のお皿が多くなりますね。ソーサーのないマグならば「1,800円」、ソーサー付きならば「2,800円」を限度額と決めています。

私の器の平均単価は「700円」ほどだったので、「手作りは好きだけど、1,000円以上は厳しい…」という主婦層のハートを掴むことができたのだと思います。まぁ、周囲のお店からは反感を買うような金額設定だったかもしれません。(^^;;

男性は気に入ったものを第一印象で決める傾向があります。いくつかを手に持って比べるということはほとんどないかな~。女性はとにかく比べますね。私もそうですけど、気に入った形のもので色違いあったら、本当に迷いますね。色違いのお皿を全色買ってくれた奥様もいました。

里子にいった器たちが、気に入って使ってもらえたらとても嬉しいですね。

今日も元気だったらお山に行こうと思っていましたが、利尻山の疲労が抜けなかったので、文化活動に勤しむことにしました。受注品があるので、最優先で仕上げます。平らな八寸皿を4枚作りますが、平らにするのは結構難しいので、余分に作っています。カンナで溝を入れて少しアレンジしたものも試しています。足をつけずにこのまま素焼きの棚へ乗せておきました。

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これから先はイベントに出店する予定などはな~んにもありませんが、在庫がスッカラカンになったので、定番のタタラのお皿を作っておきます。私の定番の器は、とってもシンプルなものですが、使いやすいとなかなか評判がいいんです。大きすぎず、小さすぎず、重すぎず、軽すぎず、重なりやすいことを意識しています。地味な色合いなので、どんなお料理を盛り付けても合います。

いつもならば成形と仕上げで2回に分けて行うんですが、次にいつ来るかもわからないので、2時間で仕上げまでやってしまいました。石膏型は吸水性がありますが、何度も使うと湿ってくるので、粘土の乾きも悪くなります。楕円とボートを交互に作っていき、型から外して少し乾燥させてから、縁のガタガタを整えておきます。がんばりましたが、8枚が限度ですね。このまま素焼きして、白マットを掛けて出来上がりです。

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タタラのお皿の乾燥を待っている間に、残っていた上信楽土を使って、真っすぐな湯呑みやフリーカップを挽いておきました。マグの在庫がなくなったので、取っ手を付けてマグにしようかな。空気が入ってしまったのもあるので、途中で壊すかもしれません。ちょっとやってないと、すぐに腕が落ちちゃうんです。

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今日はこの後、まだ続きがあるんです。場所が変わるので、別の記事としてアップします。

 

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