向き合った時間は裏切らない

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しばらくはイベントの出店予定もないので、ブログの更新もペースダウンしていますが、アクセス解析を見ると、毎日覗きに来てくれるリピーターさんと検索エンジンや外部リンクから新規訪問してくれる人も増えてきたようです。やっとGoogleの評価も上がってきて、特定のキーワードで上位にヒットするようになってきました。

今日は久々のサークルです。お盆休みがあったり、自分の予定があったりで、3週間ぶりになりますか~。前回作ったクロコダイル柄のお皿がいい感じだったので、作り始めようかと思っていましたが、粘土がカチカチじゃないですか~。粘土の状態がベストでない時は、何をするにもとにかく時間がかかります。

カチカチ粘土を柔らかくするには、粘土の塊に何箇所か穴を開け、水を入れて数日~数週間置いておくと、ゆっくりと柔らかくなっていきます。急いでいるときは、水を大量に使って練り返していきますが、それも大変なので、私はカチカチのままロクロにセットして、挽いては壊し、練り直して、を繰り返します。最初はまるで形にならないし、遠心力で粘土がぶっ飛んでいくこともありますが、ロクロ挽きはたくさん水を使うので、ドベもいっぱいになり、それを何度も練り返して、やっと準備完了です。1時間ぐらい悪戦苦闘して、4キロだけまともな状態になりました。

写真の左半分は白御影土です。右半分はほんの少しだけ白御影土が混ざった半磁器土です。前に作った取っ手付きの片口が好評でしたが、取っ手を挽く分の粘土はなかったので、とりあえず片口です。半磁器土はキメが細かいので、粘土の状態が良くないとロクロ挽きは難しいな~と思います。きちんと練れていないと空気が入っちゃって、なかなか抜けないんです。ホント、粘土の管理って大事です。

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今日は比較的時間があったのに、これしか挽けなかった~。削りの時もそうですが、粘土のコンディションを良い状態に保っていると効率よく作業ができます。菊練りがきちんとできていれば、ロクロ挽きはしやすいし、ブレもなく中心が取りやすいです。削るときは粘土の乾燥度合いで削りの時間にも内容にも差が出ます。基本ができていなければ、先に進んでもダメだな~とつくづく思いますね。

こちらは、10月に窯入れを予定しているようです。「粘土に向き合った時間は裏切らない」といいます。たくさん挽いて、もっと腕を磨かなきゃ~。

向き合った時間は裏切らない。

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