里親を待つ白いカップたち

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3月9日(日)の手づくりフェスタに向けて、カップたちもたくさん焼き上がっています。ここ数年は白い器ばかり作っているので、あまり面白味はありませんが、色んな釉薬や技法を試しみた結果、結局、原点に戻ってきました。

下の写真のものは、陶友会で昨年末に窯出ししたものです。焼くと軽く仕上がる「軽量土」を使ったカップたちです。色化粧土で掻き落として「白マット」を掛けています。ザラザラとした質感でかなりマットな仕上がりになっています。使っていくうちにだんだんと馴染んでいきますが、コーヒーなど色の濃い飲み物は染み込みやすいと思うので、液体セラミックを使って防水処理をしようと思います。手前のカップ&ソーサーがとても気に入っています。

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上と同じシリーズですが、スポンジで釉薬を掛けているので、ザラザラとした質感になっています。これも防水処理をして、飲み物の色が染み込まないように処理をします。

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今回窯出ししたばかりのカップたちのほとんどは教室で用意してくれている「信楽並土」を使ったものです。淡いブルーは「呉須」を使って絵付けして「ワラ灰マット」を掛けたものです。マット感はほとんどなく、ツルツルした質感になっています。淡いブルーが可愛らしい雰囲気になりましたが、ちょっと薄すぎたかな。(笑) 手前のセットはかなり大きめなので、カフェオレなどにもいいと思います。

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下の写真の左側のカップ&ソーサーは「ワラ灰マット」に「白萩」を掛け合わせたものですが、濃い釉薬に白萩を掛け合わせた時の流れるような変化はほとんど見られないし、釉薬の分だけ重くなってしまうので、この組み合わせにあまり意味はないかも。右側は「白マット」を掛けたものです。薄めに掛けているので、マット感はほとんどなく、ツヤっぽいです。

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去年から突然描き始めた「化け猫シリーズ」も出来ましたが、呉須が薄すぎて、とても薄い化け猫になってしまって、微妙だわね。(^▽^;)

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こちらのマグは「呉須」で下絵を描いてから、「白マット」を掛けたものです。こちらも控えめな呉須ですが、とても柔らかい印象になりました。呉須は濃度を自分で調整するので、結構バラつきがあります。(^^ゞ

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下の写真のカップ&ソーサーは私にはラブリーなハートをあしらいました。手前は「ワラ灰マット」奥は「白マット」を掛けたものです。

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下の写真は、大きめサイズのスープカップです。こちらも「呉須」と「白マット」の組み合わせです。深さがあるので、サラダを入れたり、汁物を入れたりと幅広く使えると思います。取っ手部分はデザインを兼ねていますが、重ねやすさを意識して上の方に付けました。5点ほど作りましたが、2点残っています。それなりに重ねられます。

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切立湯呑みは練習で沢山挽きますが、自分があまり使わないこともあって、ほとんど取っ手を付けてマグにしてしまいます。「もぐさ土」で試してみたのでそのまま湯呑みにしました。左側が「透明」で、右側が「白マット」です。白ばかりでよくわからないと思いますが。(笑) 素地の色もかなり白く焼き上がっています。口を薄くしすぎてしまったようで、口当たりが心配です。もう少し口に厚みを持たせたほうがよかったと思いました。

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出せばまだまだありますが、このぐらいにしておきます。(笑)

大きさや原料の違いがあるので、お値段は一律というわけにはいきませんが、カップ単体ならば500~800円、ソーサーとセットのものは1,000~1,500円でお出しします。

里親になってくれる心の広い方をお待ちしています。

 

 

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