石膏型の使い方[動画]

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今年も3月に行われる「手作りフェスタ」に参加するため、新作を作ろうと頭の中でイメージを膨らませているんですが、いつまでも膨らませるだけではいけません。今年は「自分が使いたいと思った器を作る」ことを目標にしているんですけど、たとえ里親が見つからなくても、自分で使えばいいのでね。気に入らないものは素焼き前に壊して、気に入ったものだけを残していこうと思います。つーか、壊してばっかりで何も残らないかもしれないな…

この前何気なく見ていたテレビで、みかんのことを詳しくやってたんですけど、「みかんは収穫までに97%が落とされる」んですって。美味しいみかんだけを残すために他のものはどんどん間引かれてしまうんですね。でも、それだけ手間を掛けて、残したものを大切に育てるからこそ、美味しいみかん出来るんですよね。まぁ、私の器も同じようなもので、100個のうち気に入ったものは1個か2個ぐらいしかありません。

そもそも、趣味で始めた素人が、売りものを作ろうなんて、百年早いって気もするし。それでも「使いやすくて気に入ってるのよ~」と言ってくれる人もいるので、とても嬉しいんです。やっぱり既製品にはない手作りの温かさみたいなものがあるわけで。

陶芸を長くやっていると分かるんですけど、歴史と同じように自分の中で色んな時代が来るんです。最初は縄文土器から始まって、少し薄くなった弥生式とかね…化粧土にはまったり、タタラや練り込みだったりと、色々なブームがやってきます。今年は「石膏ブーム」かもしれません。これまで苦手で避けていた手びねりにも向き合っていかなければいけないな~と思います。基本的にロクロは丸いものしか作れません。成形が終わった後に変形させることはできても、やはり手びねりの奥深さとは違ったものがあります。

去年、教室にあった石膏型を使ってお皿を作ったことがありました。その時も先生に習っていますが、今回はしっかり動画撮影しておきました。動画の最初に「スラブローラ」という機械が登場しますが、これはタタラ製造機のことで、均一な厚さの粘土をササッと作れる優れものです。これを置いている陶芸教室はあまりないかもしれません。


3連仕切り皿、ボート型、四角いお皿を作ってみました。一晩置いて、口の部分をキレイにカットしていきます。

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つーか、ホントに間に合うのか~?って感じですけどね。

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