入院生活1日目

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初めに言っておきますが、私はこれまで入院はもちろん、点滴の経験すらありません。注射が嫌いで、針を刺す前に「痛い、痛い」と騒ぐタイプです。じっとしていられない性格だし、5分と待っていられずにすぐにどこかに行ってしまいます。協調性や社交性は持ち合わせていないし、本能のままに動き、疲れたらその場で突然寝るような自己中心的な人間です。

そんな私が大部屋で他の方々と共同生活を送れるはずがないと思っていたし、パソコンを使いたいということもあり、初めから「個室」を希望していました。しかし、個室が満室ということで、4人部屋に通されました。空いていたベットは2つあり「廊下側と窓側のどちらにしますか?」と聞かれ、すかさず「窓側で」と答えました。この日はとても暑く、4月だというのに道内は30度を超える地域もあったほどでした。

窓から外を見ても、霞がかかっていて、スッキリとしない景色でした。PM2.5か黄砂の影響のようで、天気は悪くないのに、何も見えないのです。とても暑かったので、窓を開けてもらいました。

ベットサイドにはテレビと冷蔵庫、衣類を入れる棚などあり、十分な広さがありました。

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ベッドの上に準備されていた病衣に着替えると、すっかり病人になったような気がしました。書類にサインをしたり、担当のナースから説明を受けたりしているうちに昼になり、昼食が届きました。驚いたのは食事の美味しさでした。味もしっかりついていて、調味料は何も必要なかったです。私は出されたものは残さず食べるので、きれいに完食しました。もちろんカップは私が作ったものですよ。ストローを差せるようにしてありますが、角度がイマイチでした。(^^ゞ

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その後、検温、採血、病棟内の説明を受け、手術の説明などが終わると、もうすることがなくなってしまいました。もう外に出たくてウズウズしているんです。

ナースステーションに「買い物に行ってもいいですか?」と詰め寄ると「それは外出の手続きが必要になるからドクターの承諾が必要です」というのです。ダメか...と思ったとき、すぐ後ろにドクターがいたので、「先生、買い物行って来てもいいかな?」とお願いをして、許可をもらいました。

「回診があるから4時までには帰って来るんだよ」と念を押されました。入院して、まだ数時間しか経ってないけど、もう外出ってどうよ。(^^ゞ

そして、今年は行けないな~と思っていた秀岳荘のセールに行けました。しかも平日だったので、人も少なくゆっくり見ることができました。

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一応ルームシューズを持っていったんですけど、あまりに華奢だったので、KEENのサンダルを買うことにしました。その他、速乾性の高いTシャツを何枚か買っておきました。山用に作られたものはとても機能的なので、山以外でもとても重宝します。

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戻ってきたのはちょうど4時でした。先生は一度立ち寄ったそうですが、まだ私が戻っていなくて、次に回診に来たのはかなり遅い時間だったと思います。

夕食は午後6時です。バランスの取れた食事と味付け。しかも温かい。これだけの人に温かいものを同時に提供するというのはすごいことだと思いました。

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病棟にはお風呂とシャワー室があり、先着予約で希望の時間に30分利用できるようになっています。私は明日手術で、その後はしばらくお風呂に入れなくなるので、湯船に浸かっておきました。大好きな温泉もしばらくお預けになりそうです。色々我慢しなければいけないことがあります。

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消灯は午後9時で、この時間から絶食になりました。部屋や廊下真っ暗になりますが、ベッドについている可動式の照明を付けていても何も言われなかったので、かなり遅くまで起きていたと思います。

明日はお腹の中を空っぽにして手術に向かうことになるので、下剤を飲むように言われました。

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