菜の花からの藻岩山ナイトハイク

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私は北海道の空知管内にある江部乙(滝川市)という田舎で生まれ育ちました。田舎でも商店などが並ぶ中心地がありますが、そこからさらに遠く離れた町の端っこの田んぼの中で育ちました。

私が住んでいたときはそれほどでもなかったと思うのですが、近年、菜の花の作付面積が増え、それと同時に観光客も徐々に増えてきました。ここ数年は日本一の作付面積を誇っていましたが、今年は青森県横浜町に日本一を奪還されたそうです。まぁ、一番に拘らなくてもいいと思いますけどね。

こんな田舎町にも、年に1度だけ観光客がドドーッと押し寄せる日があるんですが、今日がまさにその日で「菜の花まつり」でした。私は人が多いところは好きじゃないので、こうしたイベントにはあまり行きませんが、たまたま近くを通ったので、菜の花の写真を一枚だけ撮ってきました。天気も良かったので、青と黄色のコントラストが見事でした。

今は自然の大切さがわかるようになったので、昔よりもずっと田舎が好きになりました。

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富良野や美瑛は、自然を生かした観光地として成功していると思いますが、観光客の進入によって畑が荒らされてしまうという弊害も起こっています。

高性能な一眼レフが庶民の手に届くようになってきたので、こうした自然の風景を撮るカメラマンが増えてきました。いい写真を撮ろうとして、畑の中に進入したり、狭い農道に車を停めて農作業をするため車両が通れないということもあります。農業と観光をうまく共存させていくのは簡単ではなさそうですね。

その後、江部乙神社の「笑う狛犬」に会ってきました。狛犬ファンには有名なんですが、北海道では一番可愛いと評判になっています。私はこれが普通だと思っていましたが、そういえば他の神社の狛犬はもっと怖い顔してますね。(笑) 最近、メディアで取りあげられるようにもなり、笑う狛犬のお守り(700円)も売っていました。

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あいにく手持ちが612円しかなかったので(汗)、12円をお賽銭にして、100円でおみぐじを引きました。大吉!

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その後、陶芸に行って、薬掛けを済ませてから、札幌にグループ展POINTを見に行きました。

さらにその後、近くの藻岩山に登ることにしていたんですけど、すでに日もとっぷり暮れているので、ヘッドライトをつけてナイトハイクしました。これまでにナイトハイクをした経験はありますが、今回は怪しい人がいてちょっと怖い思いをしました。詳しくはヤマレコにアップしています。誰でも登れる都会の山は、本当に誰でも登れるので、今までに感じたことのない危険を感じました。

(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)

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その後、私のレコを見た人からメッセージがあり、色々情報が入ってきました。ひょっとするとあの人はホームレスだったかもしれません。どこの山でもそうですが、登山者用の避難場所は24時間使用できるので体を休めるために登っているのかもしれません。住む場所を失うまでの事情は色々あると思うので、とても気の毒に思いますが、暗がりで言葉を発しない人にはさすがに驚きました。物騒な事件も起こっているので、都会ならではの危険を感じた山行となりました。

PM2.5か黄砂の影響か霞がかかっているようで、スッキリとした空ではなかったんですが、展望台から見える札幌の夜景は圧巻ですね。カメラの練習にはもってこいなので、もっとしっかりした三脚を持って行けばよかったと思いました。

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夜景を見に行くようなロマンチックなシチュエーションにはまるで縁がないので、たまにはこんな夜景を見るのもいいかもね。

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