記事のアップが遅くなりましたが、やっと新十津川陶芸まつりの写真をまとめました。
北海道の過ごしやすい時期は短いので、6月から9月頃までは屋外のイベントが一気に増えるので、週末は体がいくつあっても足りないという人もいるかもしれません。各地で陶芸市も続々と開催されます。
私が行く陶芸市は、6月の新十津川陶芸まつり、7月はえべつやきもの市、去年初めて行った9月の旭川陶芸フェスティバルあたりでしょうか。新十津川陶芸まつりは、出展している窯元が50ほどなので、陶芸市としては規模が小さいかなと思いますが、会場内を2周ぐらいしながらじっくり眺めたい私にはちょうどいいかも。初出展の作家さんがいればお話を聞いたりして、すっかり窯元フリークになってます。
毎年2日間のうちどちらかは雨みたいな感じになっていますが、今日も午前中は雨でしたが、午後からはピーカンでものすごく暑かったですね。
この日は空知単板100キロウォークと同じ日だったので、あちらのサポートの合間にチラッと見に来ました。写真はあまり撮っていませんが、お気に入りの作家さんや初出展の窯元の作品を勝手にご紹介します。
午前と午後の2回、ロクロ実演がありました。ちょうど午後の部に間に合いました。私の師匠がやってくれます。いつも見てるので目新しさはないのですが(汗)、とにかくロクロ挽きが早いです。瞬きしてたら見逃しちゃいます。湯呑み、お茶碗、パスタ皿、一輪挿し、蓋もの、花器、大きな壷・・・と、徐々に大きな作品を作っていきます。
陶房ハルノヒ:札幌市
好きな窯元の5本の指に入る作家さんです。今年、新十津川に初出展するというので楽しみにしていました。パネルには札幌市とありますが、本当は笠間市でご夫婦で作陶していると思います。旦那さんと奥さんのテイストが違うんですけど、ご主人の作品に一目惚れしました。写真だけ撮らせてもらってあまり買わないんですけど、今回はセール品があったので、奥さんのお皿を買ってきました。
アトリエSiMASiMA:ニセコ町
毎年新十津川に来ている窯元で、ニセコ在住の女性の作家さんです。半磁器土と可愛いイラストが特徴で、とても素敵な器ばかりです。私もたまに半磁器を使いますが、まるで違うものみたいです。ブログもマメにチェックしていますが、自然に包まれた環境で作陶に励んでいます。若い人に人気があるテイストかなと思いきや、年配の方々がブースを囲んでいました。
白龍窯 憩庵:木古内町
初出展の窯元で、歳の頃は私と同じぐらいかなと思われる若手の男性です。初出展ということもあり、色々お話しましたが、陶歴は私とさほど変わらないようです。7~8年やってるとプロになる人も多いので、レベルの差を感じますね。マスキングを使った作品が素敵で、見た目よりも軽い仕上がりです。江別の売れ行きが良かったら私の作品を買いに来てくれるという話でした。
近藤九心:札幌市
こちらも初出展の窯元です。先月行ったセラミックアートセンターの創作食器展に出展していた個性のある作品だったので、すぐにわかりました。こちらも陶歴は7~8年だそうですが、芸術の森で指導員をされているそうです。個性があるので、とても印象に残りますね。
asanomi:釧路市
釧路から遠征に来ている女性の作家さんです。はじめて見る作品だったので、初出展かなと思いましたが、去年からだそうです。そういえば、私が去年来てないんですね。一輪挿しがたくさん並んでいました。カップやボウルなどはとても薄い仕上がりで、もちろん軽くて、シンプルです。どんな粘土使ってるのかな?
円山工房:札幌市
こちらも去年から2回目の出展だそうです。陶器の優しさが伝わる粉引きの作品が多いようです。円山工房とくるみ屋の名刺をもらったので、2つの窯元でが共同出展しているようです。こちらもかなり薄い仕上がりですね。
登稔窯:旭川市
大胆な絵と朱の色が特徴的な登稔窯です。本焼き後に色を付けさらに焼く「上絵付け」だそうです。毎年奥さんとお話をするんですけど、今年は江別に出展しますと話しておきました。「あら、あなた陶芸やってたなんて、一言も言わなかったじゃない?」って言われました。写真の右上の作品は今年の新作だそうです。素敵なデザインですね。
登り窯 屯田陶房:新十津川町
師匠の窯です。師匠は2代目なので、かなり長い歴史があると思います。パネルには登り窯って書いてあるけど、最近はガス窯が多いと思います。和食が映えそうな器ばかりですね。
あと1ヶ月で私も江別デビューするわけですが、こうやってプロの作品を見ると、なんだか自信喪失してきました。プロはやっぱり違うな~と思いますね。目立つ窯元はとにかく個性があり、こだわりが見えるんです。誰だって、最初は初心者なんですけど、積み重ねるとこうも違うものなのね。
今回ゲットした器は、これだけでした。陶房ハルノヒさんのディスカウントされていたお皿です。金欠なので、仕方ありません。これは奥さんの作品ですね、焼き締めと白化粧土と釉薬のバランスが絶妙です。
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