山の日にヒグマと遭遇

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8月12日(水)晴れ

昨日、ヒグマと遭遇しました。

山の日なので恩返しをしようと、登山道整備で使う土嚢袋の荷上げボランティアをするために「ヒグマ情報センター」に向かいました。しかし、この日の朝出発したメンバーが全部荷上げしてしまい、在庫ゼロでした。

何も運ぶものがないけれど、このまま帰るのもどうかと思うので、片道2時間ほどの緑岳に登り、天気が良ければ白雲岳まで足を延ばすことにしました。

このエリアはヒグマの目撃情報が増えていて、中には人間に近寄ってくる個体もいるようです。

10時を回っていたこともあり、快晴で気温は高かったです。

しかし、山頂付近は完全に雲の中で、風が強く寒いほどでした。白雲岳はパスして、誰もいない山頂でオカリナ演奏をし、そのまま下山することにしました。

急斜面を下り、花が咲き乱れる緩斜面の区間です。足元を気にしながら歩いていて、目線を上げた時、そこに居たのです。

距離は10mほど。
かなり近かったのですが、大型犬ぐらいのサイズ感だったので、親離れしたての若い熊だと思います。

あどけない眼差しでこっちを見ているのです。

慌てない、騒がない。

10mの距離で遭遇した場合には、できることは限られていますが、一番やってはいけないのが、背中を向けて走って逃げることです。

ヒグマは動くものを追う性質がありますから、本能で追いかけてきます。

・目が合ったら逸らさない
・撃退スプレーの準備(5m以内で噴射)
・攻撃してきた場合は防御姿勢で身を守る

すでにあちらが私を凝視していたので、私も目を離さなかったです。

どういう行動を取るのかな?と出方を見ていましたが、ゆっくり立ち去ってくれました。

下山後にセンターで情報共有しましたが、人慣れした個体ではなさそうです。

ヒグマには威嚇突進=ブラフチャージと呼ばれる威嚇行動があり、突進してきても目の前で止まることもありますが、一瞬で詰め寄られる距離なので、あの状況でできることはほとんどないと思いました。

撃退スプレーを腰に付けていたら手を伸ばすことはできたと思いますが、ザックの外側のポケットに入れていたら間に合わないでしょう。

偶然にも最初にヒグマと遭遇したのは、2019年山の日なのです。

ずいぶん開けた場所なのに気付くのが遅すぎました。周りをよく見て歩かないといけませんね。

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