5年ぶりのカムイエクウチカウシ

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9月14日(月)曇り時々雨

週末は、今年の目標にしていた日高山脈のカムイエクウチカウシ山(通称カムエク)へ行ってきました。

「日本二百名山の最難関」とも言われる山ですが、私史上でも最難関の山でした。

登山口のある中札内までは車で約4時間。そこから6kmの長い林道を歩き、沢を4時間ほど進みます。前回はこの「三股」で幕営して、軽荷で山頂へアタックしましたが、今回は山頂まで重い荷物を担ぎました。

初日の行程はちょうど10時間で、2日目もほぼ同じ。

これまでハードな山にはそれなりに挑戦してきたつもりですが、いや〜、しんどかった。

「私は何でこんな辛いことをしているんだろう?」

歩きながら、何度思ったことでしょう。

急登を登り切ると、目の前に「八ノ沢カール」が現れますが、この美しい場所は、1970年福岡大学ワンダーフォーゲル部の5人パーティーがヒグマに襲われ、3人が命を落とした場所でもあります。

その出来事は今も「カムエクの教訓」として登山者に語り継がれています。

カールからさらに稜線へ。

5年前はガスでほとんど見れなかった急峻な日高の山々がどこまでも連なっていました。

北海道の山には、本州のような食事や布団のある営業小屋はほとんどありません。日高の山中には避難小屋もなく、泊まるならテントも食料も防寒着も、すべて自分で背負っていきます。

沈む夕陽。
満天の星空と天の川。
夜明け前の黎明の時。
山肌が赤く染まるモルゲンロート。

泊まらなければ見れない景色を、この目で見たかったのです。
しかし、今年初めてのテント泊だったので、余分なものも多かった。

今年の目標にしていた「いつも何度でも」を演奏すること。

ところが、手袋で包んで運んだオカリナが、割れていたのです。

陶器はちょっとした衝撃で割れてしまいます。
そんなことは分かっているけど、持ち運びたい。

幸い、粉々ではなかったので、テーピングで応急処置をしました。

音は少し変わったかもしれませんが、音程は絶景がカバーしてくれるでしょう。

今年の目標にしていたカムエクの頂で「いつも何度でも」を吹くことができました。

山のエネルギーはとても強く、パワーをもらえる時もあるし、奪われることもあります。

反省点は多々ありますが、この経験を次へ繋いでいきたいと思います。

さぁ、今日もまた一歩。

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