10月20日(火)晴れ
今日は素焼きです。
アトリエを構えて、すでに2年が経ちました。振り返ると走りまくった記憶ばかりが蘇ります。
使われていなかった土地付きの倉庫を購入し、旦那さんや山友さんに助けてもらいながら、ゴミを処分し、青く塗り終わったところで、一年目は終わりました。半分は手付かずでしたが、それでも制作と焼成ができました。
2年目は廃業した窯元から大量の粘土と陶芸材料を譲り受け、最初の年と同じぐらいモノが増えました。
要らないモノも多く、処分するのにまたお金がかかったけれど、壁一面にピッタリ合った棚と作業台で使いやすくなりました。
ウッドデッキなどの廃材をリメイクして、テーブルや展示台を作ってもらい、イルミネーションを屋台船のように張り巡らせ、光り輝く「青い蒲鉾」が出来上がりました。
しかし、肝心の制作はどうかというと、あまり進んではいないのです。
窯がうまく扱えず、何度も白戸先生や材料屋さんに相談して、山友に頼りきっていました。
中古品は当たり外れがあるし、保証もない。
修理代はどんどん跳ね上がる。
プロセスはもちろん大事。
でも、やはり結果がすべてです。
成形段階では気に入っても、焼きあがったらガッカリすることはこれまで何度も経験してきました。
陶芸を始めたばかりの時は、扉を開けてみないと分からないワクワクも楽しかった。
というか、どんな代物が出てきても、それはそれは愛おしかった。
私が陶芸を始めたのは2006年だったので、今年でちょうど20年なのです。
同じ時期に始めた人は、もうやっていないか、窯元になっているかのどちらかだと思いますが、この環境で、実際に制作をしてきて、見えてきたことがたくさんあります。
制作に適した時期以外は余分なエネルギーがかかるのです。
夏は暑くて虫ばかり、冬は寒くて粘土が凍る。
氷点下を下回る時期の制作は最も効率が悪く、素焼き前の作品は凍結で破損してしまいます。
「陶芸体験を」と思ってもそんなに優しい環境ではありません。
在庫の粘土は残りが見えてきました。
11月中に素焼きまで終わらせれば、凍結の心配はありません。
イベントが終わった後も絵付け体験だけはできるように準備をしておこうと思います。
みんなでお皿に絵を描いて、どこかのギャラリーに展示する。
「マイ取り皿展」なんて、どうかなぁ。

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