制作過程

失敗から学ぶ

付かない取っ手

今年もあっという間に4月に突入しました。GWあたりからは課外活動に繰り出そうと思っていますが、今は制作に集中しています。天気がいい日は、スノーシューでハイキングするのもいいなぁ~と思いますが、ここ数年の傾向として、その時期が来たら自然にスイッチが切り替わることが分かりました。(^^ゞ先週、絵付けができずに残しておいたマグが8個あり、乾燥が進み過ぎないように発泡スチロールに入れておきました。絵付けをしようと蓋を開けてみると、何と言うことでしょう!取っ手が折れていたり、根元から取れているものがありました。
化粧掛け・絵付け

大切なこと

天気のいい週末になりましたが、今日も朝から陶芸です。3月に入ってからは体を動かすことも少なくなってきたので、筋肉が落ちて、ダルダルな体になってしまいますが、色んなことを同時にやるとどれも疎かになってしまうので、今は陶芸に集中しています。山の計画もぼちぼち決めているので、4月に入ったら、登り筋を付けるために少しずつ運動を始めようと思います。
ロクロ成形

それなりに重なるスープカップ

先週、削り残したスープカップがカチコチになっていやしないかと心配していましたが、ベストな状態で削ることができました。タイミングが合うと、時間もかからないし、とても気持ちよく削れます。7個を15分ほどで削れたので、1個2分ぐらいでしょうか。私にしては上出来です。ロクロ挽きと削りに関しては、できるだけ手を掛けず、時間を掛けないのがベストだと思います。それなりに重なるように取っ手をつけているので、カップの口よりも取っ手の方が高い位置にきちゃうんですよね。取っ手部分の粘土が安定するまでは、逆さまにしていますが、発泡スチロールの蓋の端を使って、こんな風に置いています。
化粧掛け・絵付け

修復できないヒビ

挽いたままの粘土は歪んでいることもあるので、削る時にそれを修正するために手でギュッと押すことがありますが、そんな時は確実にヒビが入ります。私はこれが非常に多いです。多分、性格の問題なんだと思いますが、水に潜らせて、発泡スチロールに戻して、しばらく置いておけば、柔らかくなるのにね。(^^ゞこうなった時にはどうやったって、元には戻りません。何とかして修復できないかと、色々試みましたが、全体の乾燥が進むにつれて亀裂はさらに広がっていきます。気に入っている形だったりすると余計に何とかしようとするんですが、結局は時間の無駄になるので、潔く諦めて粘土に戻した方がいいです。素焼き前なら、何度でも再生できるんだから。
粘土の話

テーマを決める

再利用できる粘土が残っているので、何も買わないつもりでいますが、特殊な粘土だけはどうしても準備しないといけません。陶芸.comでポチッと「半磁器土」を仕入れておきました。「半磁器土」はこれまで何度か使っていますが、吸水性が一般の陶器より小さく、磁器に近い性質を持った白色の粘土です。去年は主に「風鈴」で使いました。風鈴作りに関しては、自分なりにかなり研究したし、肝心の音色も良かったので、今年も風鈴を作ろうと思っていました。北海道では風鈴を飾る習慣はあまりないし、飾る期間も短いですが「音で涼をとる」というのは、日本独自の文化だそうです。そういうのって何だか素敵じゃないですか~。
粘土の話

粘土時間

天気予報どおり、朝から雨が降っていて、私のパウダーシーズンは完全に終わったと感じました。これからの時期は気温が高くなり、雨が降ることも多くなるので、雪崩の危険も増えてくるし、山はとても不安定な時期になります。それでも、良さそうな所を選んで山を目指す人もいますが、そこまでの情熱は持ち合わせていないので、のんびり朝食を食べてから陶芸教室に向かうことにしました。気持ちが山にシフトしている時は、もう陶芸をする気にならないんじゃないかと思うこともありますが、不思議なもので時期が来ると自然と身も心も山から下りてくるんですよね。(^^ゞ
ロクロ成形

8ヶ月ぶりのロクロ

不思議なもので、何か始めようと思ったときに、ちょうどいいタイミングで色んな話が舞い込んできます。厳しい冬の終わりも見えてきて、色んなことが動き出す時期なんでしょうね。3~4月は雪も悪くなってくるし、雪解けで道路はぐちゃぐちゃになってくるので、私の冬山スイッチも切れかかっています。私がゆる~く参加している陶芸サークルの「陶友会」は、活動拠点としている公民館の改修工事があり、去年は2ヶ月ほどしか活動しなかったそうです。その頃の私は術後で陶芸ができる体ではなかったし、いつから再開になるかも分からなかったので、このままフェードアウトするのかなぁ~なんて、のんびり考えていました。
オーダーメイド

山屋さんのマグ

みやさんからオーダーされていたマグの素焼きが終わりました。思っていたよりもちっちゃいし、乾燥段階でヒビが入ったものもあり、生き残ったマグは5個、ソーサーは2枚でした。黒いブツブツの入った御影粘土を所望されていたので、真っ白い仕上がりになる粘土に黒雲母を入れて自分で作ってみました。御影の雰囲気は出ているし、市販されている御影粘土よりも軽い仕上がりのような気がします。
オーダーメイド

オーダーメイドのマグと焼き上がった器たち

じめじめが続いていましたが、やっと晴れ予報の週末になりました。まるで梅雨明けのような日差しが照り付ける中での作業になりましたが「みやさん」から頼まれていたマグは、やっと削りの行程に入ることができました。詳しいことは聞かずに引き受けたので、希望の形状や大きさを聞いてなかったなぁ~。こんなんでいいのか?と思いながら作業を進めています。
粘土の話

御影粘土を作ってみる

白御影土を使った作品と同じようなカップが欲しいとブログを見てくれた「みやさん」からオーダーが入りました。御影粘土の在庫はないので、取り寄せしなければならないのですが、御影粘土を作るために必要な「黒雲母」があるので、自分で作ってみることにしました。粘土は焼き上がりが真っ白になる「上信楽土」と「半磁器土」を合わせて5.5kgほどになりました。黒雲母は粘土の重さの「0.7%」混ぜています。菊練りをしながら、少しずつ練り込んでいきました。