制作過程

化粧掛け・絵付け

優しいマットを目指して

「ふらのクリエイターズマーケット」に持って行く予定の作品の制作が終わりました。「一点もの」と言うと聞こえがいいかもしれませんが、たくさん作ることが出来なかったので、結果的に1個ずつになっただけなんですけどね。白系の粘土は「上信楽土」を使っています。何年か前に仕入れた粘土だったので使いやすい軟らかさにするまで手間がかかりました。週末までに素焼きが上がった作品については、灯油窯で焼成する予定ですが、優しいマットになるようにシンプルに仕上げていきたいと思っています。まずは素焼きが予定通り終わることを祈りましょう。
ロクロ成形

慌てる師匠と弟子

物事は予定通りには進まないもので「土曜日に挽けば、日曜日に削れる!」と意気込んでいましたが、削りは乾燥のタイミングで作業時間や仕上がりに大きく影響します。外に置いて風に当てて無理に乾かしたのと、自然に乾燥させたものとは違います。底の表面は乾いているけど、中の方はそうでもないんです。
化粧掛け・絵付け

鍋敷きの掻き落とし

ふらのクリエイターズマーケットの出展が決まったので、そろそろ本腰を入れて創作活動を始めようと思っていた矢先ですが、パソコン関係の仕事の依頼の他、結婚式のビデオ制作など、色んな依頼がドド~ッと入ってきて、飽和状態になってきました。やらなければならないことが沢山あるときは、とにかく一つずつ確実に終わらせるしかありません。昔は全部一人で抱え込んでしまう感じでしたが、今は協力してくれる仲間も増えてきたので、他の人に回せることはうまく回していきたいと思います。結婚式のビデオ制作については、色々思うことがあり、かなり大きなプロジェクトになりました。無事に完成したら、制作秘話などゆっくり書いていきたいと思います。
施釉

手作りの重み

建国記念日ですね。しばらくまとまった雪が降ってなくて、昨晩からやっと降りました。午後から滑りに行くことにしたので、素焼きが終わった器たちに装飾を施しにきました。先週、作っておいたものも追加で焼き上がるので、週末にはそれなりの数になりそうです。手前のは教室でメインで使っている信楽並土で挽いたものです。透明の釉薬を掛けるとやや生成り色に焼き上がります。奥にあるのが信楽赤土を使ったもので、透明の釉薬を掛けると深い赤に焼き上がります。
失敗から学ぶ

トライアル・アンド・エラー

仕切りつきのプレートを作ろうと思って、少し前に石膏型を作ったんです。石膏を仕入れたのは一昨年になりますが、25kgの石膏を仕入れて、5kgずつ小分けにしておいたんですけど、それから一度も使ってなくて...やっと出番がきました。(^^ゞ 久々の石膏型作りだったので、ドタバタ作業でしたが、空気を抜くことを意識したので、気泡のないしっかりした型が出来上がりました。
化粧掛け・絵付け

てまひまの価値

こうしたイベントに出店するときに一番悩むのは、やはり「値段」ですね。お気に入りの作家さんのマグは3~4千円ぐらいします。中には1万円を越えるものだってあります。その作家さんしか出せない色やデザインがあって、そこにたどり着くまでのプロセスには相当な時間とお金が掛かっているし、薪を使った窯となれば、それは完全な一点モノです。買い手は単純にその作品だけを見ているので、裏でどんな苦労をしているかはなかなか見えてきませんよね。しかし、売り手はそのてまひまに対して値段を付けなければ、生計が立てられません。
ロクロ成形

作り手の思いを器たちに込めて

「新十津川陶芸まつり」で検索すると、このブログの過去の記事がかなり上位にヒットするようですが、この陶芸市は今年で20回目を迎えるそうです。そのうち5回ぐらいは見に行ってると思いますが、道内各地から50ほどの窯元がやってきます。今日も朝から陶芸教室にこもっていたので、自分の作業を早く切り上げて行こうと思ってたんですけど、全然早く切り上げられませんでした。(^^;金欠なので、見に行ってもヨダレ出るだけですから。月末の「ふらのクリエイターズマーケット」は、一度も見たことがないので、今年はぜひ行ってみたいと思っています。ついでに十勝岳方面のお山に登ってきたいので。(笑)
ロクロ成形

穴とアナの日

私はここ2日間で制作に関しては最後の追い込みになるかなという感じです。先週挽いておいたカップたちを削りますが、湿台を使って削れるものもあれば、そうでないものもあり、かなり苦戦しました。今日削れそうなハート形のカップは5つあったんですけど、全部削り終わるまでに1時間ぐらいかかったような気がします。何とか失敗せずに削れましたが、このハート形カップにはポンスで穴を開けていくんですけど、ここで1つ失敗しました。キャンドルポットでかなり慣れたつもりでいたんですけど、口に近い場所に穴を開けるのにはリスクが伴います。5つ作って1つ失敗というのは、歩留まりが悪すぎます。右側の3つは取っ手を付けずこのままフリーカップにしていきます。
化粧掛け・絵付け

半磁器土と色化粧土の組み合わせ

イベントなどに出店するときは、集中して作業するので陶芸教室やサークルに真面目に通います。週に2~3回、1回2~3時間ほどですが、週末は一日通して作業することもあります。先週、素焼きが終わった器たちがあったので、釉薬を掛けておきましたが、他の生徒さんの作品もかなりたまっていたので、ひょっとすると今週末には焼き上がっているかもしれません。今回はこのぐらいです。半磁器土と色化粧土を組み合わせたカップは初めての組み合わせなので、どんな風に焼き上がるか楽しみです。化粧土は取り扱いが難しくて、素焼きまでは順調でも、本焼きで剥離してしまって、大失敗したこともありました。うまくいくといいんだけど。
オーダーメイド

ようたんのお皿-お披露目

今日は3月の手作りフェスタに来てくれた江別在住の「ようたん」からオーダーしてもらった楕円のお皿を持ってきました。すでに梱包も済みましたが、何枚か余分に作っているので重なり具合が微妙だったものを残しています。粘土を平らに伸して成形する「タタラ作り」のお皿ですが、使いやすいと評判の石膏型を使っています。基本的には同じ形の器を量産できるはずなんですが、乾燥するまでの過程でフォルムが微妙に変わってくるので、完璧に同じにはならないんですよ。私は最後の詰めが甘いんです。
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