日高山脈の魅力

6月12日(水)晴れ

「日高山脈襟裳国定公園」が今年7月までに国立公園化されます。

名称に「十勝」が付くことで合意され「日高山脈襟裳十勝国立公園」となり、面積も大雪山国立公園を上回り、国内最大となります。

かつて、日本最後の山岳秘境と呼ばれるこの山脈を貫こうとした「日高横断道路」という計画がありました。

建設に着工したのは1984年で、20年の歳月と540億円もの費用をかけて79kmの道路は造られました。残りの区間は日高山脈の中でも特に崩れやすい難所で、さらに約40年の工期と約980億円が必要になることが判明し、あと21kmを造れば完成というところで計画が見直され、2003年に工事が中断しています。

林道を歩いていると、時々立派な橋やトンネルがあるのですが、この計画の一部だったのかなと思うところがあります。

「渡渉、急登、藪漕ぎ」がセットで難易度が高いのですが、山岳会や有志によって整備も進んでいますが、去年登った「伏美岳~ピパイロ岳~1967峰」は過去一ハードでした。

歩いている人がほとんどいないようで、強烈な藪漕ぎを強いられました。

でも、それが日高の魅力なのです。

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