新作マグのテスター募集

個展では「灯り」をテーマにしたので、キャンドルポットやランプシェードばかり展示していましたが、来場者の方からは、カップや食器など、他の作品について聞かれることもありました。何年か前まではとにかく沢山作っていましたが、今は少しセーブしていて、イベントなどの出展予定があるときだけ、まとまった数を作るようになりました。モノが余っている時代なので、普段使いの器については、飽和状態だと思います。「100円」で買える量産品は山ほどあるし、食器棚には使っていない食器だってあるでしょう。

それでもやっぱりロクロを挽き、マグを作るのは好きなので、時々無性にロクロを挽きたくなります。個展の準備の合間に作った器たちが焼き上がったので、制作過程を踏まえて紹介していきます。ロクロ挽きをしたのは、10月11日でした。焼成のタイミングを考えても個展にも間に合わない時期だったので、気まぐれで挽いたと思います。マグに関してはサイズの好みがバラバラなので、同じ形には拘っていません。腰から下の厚みを減らすように挽いていきたいんですけど、これがなかなか難しいんです。

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個展の準備が忙しくなり、削りのタイミングが合わず、11月2日にやっと削り終わりました。本体と取っ手部分の粘土の乾燥具合が違うので、発泡スチロールで保管したり、ビニールに包んだりして、ゆっくり乾燥したほうがいいですね。

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12月13日にやっと薬掛け。今回使った釉薬は「白鳳マット」と「チタンマット」の2種類です。マットな質感が好きなので、マット系の釉薬をもっと試していきたいです。

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誕生日にスパイロさんからエアブラシが届いたので、早速試してみました。濃度の濃い「チタンマット」は目詰まりしてダメでしたが、「白鳳マット」はうまく使えました。いつも酸欠になりながら、吹き付けしていましたが、これは強い見方になりそうです。陶芸用のコンプレッサーとエアブラシのセットは10万円以上するので、使う釉薬を限定するならばホビー用のエアブラシでもいいと思います。作業後にはしっかり分解洗浄をしなければならないので、大量に釉薬を掛ける時は便利ですが、少量の場合は従来までの「口ブラシ」の方が手間がかかりません。(笑)

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そして、1月18日。年が明けて始めての陶芸教室です。焼き上がっていました~。形と色の両方とも気に入ったものはほんの少しでしたが、なかなか好みの色になりました。釉薬は2種類しか使っていないのに、どっちがどっちの釉薬がわかりません。(笑)

多分、左側が「チタンマット」で、右側が「白鳳マット」だと思います。今回の焼成温度は「1,225℃」だと思いますが、白鳳マットの方が焼成温度が高いので、釉薬が完全に溶けていないのかな? う~ん…(-_-;)

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コーヒーなどの色移りが気になるので、テストしてくれる方がいたら差し上げます。実際に使ってみた結果を1ヵ月後ぐらいに写真付きで報告していただければ、有り難いです。送料を負担していただければ送ることもできますので、お気軽にどうぞ。

気に入ったのは売り物にしたいので、形は選べませんが。(^^ゞ

2015/1/26追記:マグのテストをしてくれる希望者が3名見つかりましたので、募集は終了します。

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