化粧掛け・絵付け

ロクロ成形

手を掛ける時、掛けない時。

前回、化粧土を掛けて保管しておいたお茶碗とスープカップの掻き落としをしておきました。これまで化粧土をズブ掛けした器は、本焼きで剥離したり、ダマになったりして、うまくいかなかったことが多かったんです。今回は、化粧土を漉してから使いました。筆で何回かに分けて重ね掛けをしてから、発泡スチロールで、じっくり乾燥させておき、カンナでスパッと掻き落としました。この段階で、丁寧に手を掛けると仕上がりに大きく差が出てきます。
タタラ・手びねり

年末年始、大皿はいかがですか?

今日は朝から陶芸の予定でしたが、気が付いたらほとんど昼になっていました。この時期は団体の陶芸体験もほとんどないし、先生の講座がない日は他の生徒さんも来ないので貸切状態になります。いつも遊びに行ってばかりのようだけど、私だって、やる時はやるんです。まずは、昨日作ったタタラのお皿を仕上げます。縁がギザギザしているので、濡らしたなめし皮で滑らかにしていきます。素焼きをしてから、サンドペーパーで縁を滑らかにする人もいますが、削ったカスが作品に残ってしまい、釉薬がキレイに乗らないことがあるので、この段階で処理するのが一番いいと思います。硬くなりすぎたら水につければいいし、ダメだと思ったら、そのまま土に戻すこともできます。
ロクロ成形

削りのタイミング

どうしても削ってしまいたいときに登場するのがドライヤーですが、本当は使いたくありません。表面だけはすぐに乾きますが、中はまだ軟らかいので削りカスはボロボロして、スキッと削れないんです。