あの粘土の窯入れ

情熱の矛先がキャンドルポットに向けられているような感が否めませんが、他にも年内にやろうと思っていたことが残っています。

そう、あの粘土です。

今年の6月に工事業者の方から採取した粘土についての問い合わせがありました。採取した粘土について何の知識もありませんが、これも何かの縁だと思って、プロのアドバイスをいただきながら、自分なりに作業を進めていました。

これまでの経緯を順番にすると・・・

2013/06/16 採取した粘土についてアドバイス求む

2013/06/22 採取した粘土のテスト

2013/07/06 素焼きと焼き締めテスト

2013/10/20 あの粘土のこと。

2013/11/02 あの粘土の続き。

2013/11/03 あの粘土を挽いてみる。

2013/11/10 あの粘土を削ってみる。

一度、素焼きと本焼きのテストをしてみましたが、焼き上がった粘土は軽石のようにスカスカになってしまい、完全に失敗に終わりました。粘土の有機物を抜くために、数ヶ月間野ざらしにしていました。その後、不純物を取り除いて、耐火度の高い粘土と混ぜて作り直してみました。

やっと素焼きが終了し、釉薬を掛ける時がきました。耐火度を上げるために「もぐさ土」をブレンドしたんですけど、問題はその割合です。採取した粘土が筆頭株主になるよう51%以上入っています。

素焼きが終わった器たちは一見普通ですが、少し気になるのが「とても軽い」ということです。こんな軽さで本焼きの温度に耐えられるだろうか...最初の焼き締めテストの結果と同じようになってしまうかもしれません。

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他の器たちもあって写真をきちんと撮るのを忘れてしまいましたが、湯呑みには「白マット」、マグには「ワラ灰マット」、お茶碗には「透明」、中鉢には「白マット+織部」だったような気がしますが、焼き上がったら分かります。(笑)

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他の方々の作品があるので、窯入れは来週の予定です。残念ながらクリスマスには間に合いませんが、うまく焼き上がったら、この試練とブログネタを提供してくれた送り主にプレゼントしようと思っています。(笑)

ドキドキします! あとは神頼みかな。

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