小さな風鈴

年末までの予定をざっくりと立てたので、それに向けてコツコツと準備を始めています。趣味といえばお金がかかるものが多いですが、陶芸はとても優秀な趣味だと思います。自分で窯を持つところまでいかなければ、粘土と手ロクロとちょっとした道具があれば十分だし、それほど力もいらないので、歳を取っても続けられます。手先を動かしたり、考えたりすることは、脳にもいい刺激がありそうだし、自分で作った器は実用的に使えます。さらに技術や個性が身に付いてくれば、買い手がつくようになるかもしれません。

私が陶芸を初めてから、今年でちょうど10年目になりますが、それまではずっとパソコン漬けの毎日でした。常に昼夜は逆転していましたが、30歳を過ぎた頃から身体に色々な症状が出てきました。寝ようと思って目を閉じても眠れず、目の奥が痛み、頭の中がずっとギラギラしていました。食べない、寝ない、外に出ない・・・という生活スタイルを10年ほど続けていたので、不健康そのものだったと思います。

今は、スマホブームで同じような症状で苦しんでいる人がいるかもしれません。電磁波は身体に蓄積していき、ゆっくりと心身を蝕んでいきます。何事にも表と裏があります。デジタル機器はとても便利なものですが、それと引き換えに失うものもあると思います。

自然なものに触れることで、身体に溜まった電磁波は抜けていきます。

色々な出会いときっかけがありましたが、陶芸や登山を始めるようになったのは、身体がそれを求めていたのだと思います。何かを始めたことも、辞めたことも、それらは偶然ではなく必然だったのでしょう。

動く時は動く、休む時は休む。効率よく仕事をして、終わったらスイッチを切り替える。何事もバランスを取ることはとても大切なことだと思います。

4月からは月曜日のパソコン教室も始めたし、火曜日の【えびす】も復活したので、連日タイトなスケジュールを入れていますが、だからといって忙しいというわけではありません。やりたいことを実現するための必要な準備であったり、必要な人と会う時間であったり、自分がやりたいことをやっているだけです。

結局は、自分が楽しく生きるために動いているだけなので、全ての行動と経験は自分の糧となっていきます。今までは、家に帰るととりあえずテレビのスイッチを入れて、さほど興味もないのにダラダラ見ていることが多かったのですが、今はテレビもあまり見なくなりました。ダラダラする時間を減らすと、色んなことができるようになりました。

仕事が終わってからもパソコンに触れる時間が長くなってきたので、目の疲れや肩凝りなど、少しずつ疲労が溜まってきますが、そんな時はこれまでよりも粘土に触れる時間を長くしたり、ゆっくりお風呂に入ったり、バランスを取っていきます。日々の生活の中でも、オンとオフのスイッチを切り替えるようにして、メリハリを付けるようにしています。

今日は他の予定がなかったので、陶友会に行ってきました。前回行ったのが1ヶ月ほど前になりますが、水曜日の夜は他の予定を入れることも多いので、ここでは「ロクロで挽く」という工程だけをすることになります。

削りカスを再生した「半磁器土」を使って、小ぶりな風鈴を挽いておきました。マグやお皿は、好みの大きさや深さがありますが、風鈴に関しては、音色とデザインが決め手になると思います。吊り下げるものなので、小さい方が多少は軽くなるし、片付ける時にも邪魔になりません。

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削りのタイミングを合わせるために、持ち帰って養生します。この状態を保ったまま持って帰るのが最大の難関です。

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1ヶ月前に挽いたマグも持ち込んでおきました。色化粧土を掛けて掻き落としたものです。来月になったら、素焼きと本焼きが出来そうですが、タイミングが合わず、薬掛けをお願いすることになるかもしれません。

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皆さんおしゃべりをしながらも、手を休めることなく、作品作りに集中しています。板さんはヤル気ないみたい。(笑)

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前にキャンドルポットを作るために仕入れたテラコッタ粘土が残っているので、ガーデニング用の鉢やオブジェを作ってみようと思いました。今から作っておかないとお花の季節に間に合わなくなっちゃう~。ガンバロー。