素焼きが終わった器の中ひび割れしていたものがありました。先週削ったばかりのカップ(5点)とソーサー(6点)のうち、3点もダメでした。これまでにも何度かありましたが、ここまで歩留まりが悪かったのは初めてだと思います。
原因はいくつか考えられますが、底の厚さがひびの入らなかったものと比べると、少し厚かったように思います。さらに、削り→素焼きまでの日数が短くて、乾燥がしっかり進まないうちに焼いてしまったこと、削りのときに粘土が締まっていなかったことなどが思い当ります。
素焼き前ならば壊して粘土に戻したり、補修も可能ですが、素焼きしてしまったものは、もう再生はできません。
このまま焼いてもひびは広がってしまうと思いますが、どちらにしても不燃物なので、色見本を兼ねて下絵具でラインを入れて焼いてみることにしました。
粘土は生きてます。大事にしないとね。