続けるための覚悟

9月26日(木)晴れ

行楽の秋、味覚の秋、読書の秋、そして芸術の秋です。

去年までは水曜夜は陶芸というルーティンで、仕事が終わって、軽く食事を済ませてから、砂川公民館の陶芸サークル「陶友会」に通っていました。

最初にお世話になったのは、2007年でした。在籍メンバーは15人ほどいて、一つのテーブルを2~3人で使っていたと思います。

皆さん口と手を一緒に動かすのが上手く、毎回賑やかで、年度末には打ち上げをしたりと活気がありました。

私は水曜日に別の予定が入ったので、5年ほどお休みしていましたが、コロナが落ち着いて、公共施設が使えるようになった2021年にまた通い始めました。この時のメンバーは、私を入れて4人になっていました。

みんな同じだけ歳を取るし、病気になったり、亡くなった方もいます。高齢化と人口減はもちろん、趣味の多様化もあるでしょう。

4人でサークル活動を維持するのが困難であることは容易に想像がつきます。

ここには大きな電気窯がありますが、窯を動かすには電気代がかかります。ガラガラでもギュウギュウでも電気代は同じなので、窯をいっぱいにするにも時間がかかります。

解散の話は一昨年ぐらいから出ていました。私は今後の制作拠点をどうするか、そもそも陶芸を続けるかどうかを考えるようになりました。

片道2時間かかりますが、札幌芸術の森の陶工房の環境は素晴らしく、オールシーズン(しかも23時まで)使え、レンタル窯(電気、灯油)もあったので、週末に通ってみることにしました。

ここは経験者向けの工房なので、粘土や釉薬などは全て持ち込みですが、定員いっぱいになることもなかったので、当日の予約でも大丈夫でした。

何度か通ううちに常連さんとも話をするようになり、陶芸関係のネットワークも広がってきました。皆さん意欲的だったことに刺激を受けました。

しかし、窯をレンタルする場合の予約が難しく、イベント時期になるとすぐに埋まってしまうのです。作品を持ち運んだ時の破損のリスクと移動にかかるガソリン代など、コスト面では色々大変でした。

アトリエを構えてから「夢が叶って良かったね」と言われることがありますが、その気ならば、もっと前からしていたと思います。

土壇場にきて、やっと覚悟ができたのです。

ゴミが半分ぐらい片付きました。これから水道工事の相談をしていきます。

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