8月21日(木)曇り
廃業した窯元「工房きいちご」から譲り受けた大量の粘土や釉薬をみんなの力を借りて、作品にする「きいちごプロジェクト」を進めています。
今は協力してくれる作家さんに粘土を届けたり、使用済みの粘土を再生しているところです。
再生した粘土を使ってロクロを挽いてみましたが、固い塊が残っていてやり直すことも多いです。なかなか先に進みませんが、冬になると粘土が凍ってしまうので、それまでに使い切りたいと思っています。
今後、陶芸に興味がある方、モノ作りが好きな方、なんか楽しそうだからやってみたいという方の受け入れをしていきます。「他人事」ではなくて「自分事」にしてもらいたいので、できるだけ多くの方に関わってもらいたいです。
平日は普通にサラリーマンをしているし、自分自身の制作もあるので、いつでもどうぞというわけにはいかないのですが、陶芸体験の受け入れ日を設定していきます。
LINE公式アカウントでは、配信したメッセージの下にメニューが出ますが、その中の「イベント情報」で、体験日時やイベント情報が確認できるようになっています。
電動ロクロは2名まで同時に体験できます。
電動ロクロを使った成形をマスターするまでには相当なトレーニングが必要になります。私もお茶碗やマグぐらいはできるようになりましたが、大きな作品はまるでダメです。
作品を作るというよりは、あの粘土のヌルヌルとした感触を体験してもらいたいと思います。陶芸体験をする時は汚れてもいい恰好で。泥んこ遊びと同じです。
先日、小学校6年生の男の子が夏休みの自由研究にマグカップを作りに来てくれましたが、とてもしっかりしていて驚きました。残念ながら始業式が始まるまでには間に合わないのですが、粘土の塊がいくつもの過程を経て、作品になった時の感動は一入です。
アトリエには地図を沢山置いているので、どこから来たのか教えてもらいましたが、コミュニケーションを取るのにアナログの地図は本当にいいものです。
私には子供がいませんが、子供が大好きです。しかし、誰に接する時も態度は変わりません。子供もお年寄りもお偉いさんも一人の人間として対等に接するようにしています。
アトリエのインフラは最低限で、まだトイレがありません。11月のイベントに向けて、9月下旬から2ヶ月間、簡易トイレのレンタルを検討しています。

コメント