8月27日(水)雨のち晴れ
本州は気温が上昇しているようですが、空知管内は深夜から強い雷鳴が鳴り響き、大雨が降りました。
石狩・空知・後志・上川・留萌地方で線状降水帯が発生する恐れがあり、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるというニュースを見ましたが、これまでに経験したことのない雨音に驚きました。
雨雲レーダーを見ると雨雲が帯状になっていましたが、少し前の配信でも書いた「空が破れた」かと思うほどでした。
毎週火曜日、20時からYouTubeライブをしています。昨日は少し遅れてスタートしましたが、先週に引き続き、つい最近あった登山中の死亡事故について私が感じたことを話しました。
8月23日午後3時、日高山脈のカムイエクウチカウシ山で女性2名が川岸に倒れているという通報があり、その日のうちにヘリで救助されましたが、2名とも死亡が確認されました。
ここは二百名山の最難関と言われている山で、長い沢歩きの後の急登、稜線では藪を漕ぎながら山頂を目指すという日高山脈のフルコースになります。
私は2021年9月に1泊2日でチャレンジしましたが、山頂まで9時間かかりました。
続報が乏しく、同じパーティだったかも分かりませんが、本州からの登山者で、驚いたのはその年齢でした。
1名は自分の母親よりも年上でした。その年齢でこの山を目指すということは、相当な経験を積んでいると思いますが、やはり体力の衰えはあるでしょう。
詳細は分かりませんが、ここ最近の天気を見ているとやはり雨が気になりました。数日前からの降水量と渡渉の目安となる札内ダムの流入量を確認しましたが、前日は相当な雨が降ったようで、渡渉が困難になる水位だったことが伺えます。
沢歩きの難易度はそれほど高くないのですが、とにかく雨の影響を受けやすいので、登頂&渡渉が可能かどうかを見極められるガイドを雇って欲しかったというのが率直な感想です。
目標を持ち、身体を動かすことは健康的でとても素晴らしいことですが、果たして私が25年後にこの山を目指すかといえば「ノー」と答えると思います。
これまでの山行で身の丈に合わないと感じた山は沢山ありましたが、少しずつ経験を積み、時期を見計らいました。
登山をする上で最も大切なのは「天気を読む力」だと思います。いつ、その日が来てもいいように日々、研鑽を積むのです。

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