アイボリーマット

今年で陶芸10年目になりましたが、登山を始めてからは季節の移り変わりと共に自分の中のスイッチが切り替わるようになりました。スイッチのオン/オフは自分では制御できなくて、勝手に入ったり、切れたりするんですが「カチッ」と音が鳴ったのが分かるほど、ハッキリと感じることもあります。(笑)

そんなこともあり、私が陶芸をする期間は極限られていて、最も真剣に取り組む期間は3月~6月の3ヶ月ほどです。ちょうど夏のイベントが行われる時期ということもあり、目標設定もしやすくなります。

集中しているときは、テーマを決めてとにかく沢山作っていますが、未だに使う釉薬は落ち着いておらず、色んな粘土や釉薬を試して「自分の色」と言える色を探し続けています。

今回窯出しした器の中で、とても好きな色が出たものがありました。2点しかなかったんですが「サッポロモノヴィレッジ」に持って行ったところ、友達と終了間際に来てくれた方が買ってくれました。

自分のスタイルを確立している作家さんは、作品を見ただけでその人が作ったものだと分かりますが、私もやっと落ち着けそうです。

次の陶芸スイッチがいつ入るかは分かりませんが、来年のテーマが決まりました。今まで挽いたことのないリム皿や苦手な花器も作ってみたいと思います。